取引手数料のかからないFXですが、FXではトレードごとに「スプレッド」と呼ばれる実質的なコストが発生します。
コストとしては小さいもののチリも積もれば山となるというわけで、この記事ではそんなスプレッドについてエフキャン編集部のやっちが解説します。
わかってしまえば簡単なのでぜひ参考にしてみてください!

より利益を残すためにもスプレッドにこだわることはとっても大事!取引コストを抑えるためにもスプレッドについて知っておこう!
この記事を読んでわかること
低コストのFX会社を選ぶ3つのポイント
スプレッドが広がりやすい2つのタイミング
スプレッドが狭いおすすめFX会社2つ
主要FX会社スプレッド比較表
FX会社 | 米ドル/円 | ユ|ロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | NZドル/円 | FXを始める | ![]() 公式ページ |
0.2 | 0.5 | 1.0 | 0.7 | 1.2 | 公式 |
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0.2 | 0.4 | 1.0 | 0.6 | 0.8 | 公式 |
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0.09 | 0.30 | 0.69 | 0.40 | 0.90 | 公式 |
スプレッドの値は2020年12月2日時点
単位はすべて銭で原則固定(例外あり)
※SBIFXトレードは1~1000通貨のスプレッドを記載
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【スプレッドを比較する前に】スプレッドとは?
スプレッドとは日本語で「広げる」または「延ばす」という意味で、ひとことでいうと売値と買値の差のこと。FXでは以下の取引画面のように、売値(Bid)と買値(Ask)の金額が異なっています。
そして取引画面の真ん中に「0.2」と書かれているのが、売値と買値の差額、つまりスプレッドです。

DMMFXより引用
ちなみに、わかりやすく図で表すとこんな感じになります。
右側(Ask)が僕たちトレーダーが買うときの値段、左側(Bid)が売るときの値段となります。
買うときの値段と売るときの値段が違う、この買値と売値の差がFXにおける実質的な取引コストとなるわけですね。
わかりやすくするために、スプレッド1銭(0.01円)のA社でトレードするとしましょう。
レートが100円の時にトレードする場合、そのときの買値(Ask)は100.01円。なので利益を得るには100.01円より高い価格で決済しなければならないので、実際には1銭を超える値動きを必要とします。
次にスプレッド0.2銭(0.002円)のB社でトレードするとしましょう。
同じくレートが100円の時にトレードする場合、そのときの買値(Ask)は100.002円。先ほどと異なり、この場合だと実際には0.2銭を超える値動きで利益を得ることができます。
つまり、同じ価格で注文をしてもスプレッドの違いより利益の得やすさが大きく異なるということ。
以下の画像でも説明していますが、スプレッドが狭いほど小さな値動きで利益を得ることができるというわけです。

スプレッドの大きさ = 取引コストの大きさ。だからこそスプレッドが狭いFX会社でトレードすることが大切ということなんですね!
取引量が増えるほどスプレッドコストも増える
スプレッドによる取引コストは、取引量や取引回数が多いほど増えていきます。
ここで米ドル/円を1000通貨トレードする場合と、1万通貨トレードする場合のスプレッドによる取引コストの違いを見てみましょう。
・1000通貨トレードした場合の取引コストは10円
計算式・・・1000通貨(取引量) × 0.01円(1銭)= 10円
・1万通貨トレードした際の取引コストは100円
計算式・・・1万通貨(取引量) × 0.01円(1銭) = 100円
このように取引量が多いとスプレッドによる取引コストも大きくなるので、取引量が多い人ほどスプレッドを意識する必要があるというわけです。
取引回数が多い人もスプレッドコストを意識しよう!
次は取引回数による取引コストの差について確認してみましょう。今回はトレードスタイルの中でも最も取引回数の多い「スキャルピング」を例に考えてみます。
スキャルピングとは数十秒~数分の間でトレードを何度も繰り返すトレードスタイルのこと。スキャルピングは小さな利幅を狙ってトレードするので、スプレッドが損益に与える影響も大きいんですよね。
以下の表は取引回数とスプレッドによって発生する取引コストの金額をまとめたものです。今回は1万通貨でトレード、スプレッド0.2銭で計算しています。
スキャルピングの際にかかる費用(1万通貨取引) | |||
---|---|---|---|
取引回数 | 取引コスト | ||
10回 | 200円 | ||
50回 | 1000円 | ||
100回 | 2000円 |
このように取引回数に比例してスプレッドによる取引コストも大きくなるので、頻繁にトレードする人ほどスプレッドを考慮したFX会社選びが大切になります!
スプレッド比較!低コストのFX会社を選ぶ3つのポイント
というわけで、ここからは低コストでトレードできるFX会社の選び方を紹介したいと思います。
ポイントとしては大きく3つ。どれも大事なことなのでFX会社を選ぶときは以下の項目に注意してみてください。
3つのポイント
- 1業界最狭スプレッドのFX会社を選ぼう
- 2スプレッドが「原則固定」のFX会社を選ぼう
- 3約定力が高さも注目!
業界最狭スプレッドのFX会社を選ぼう
スプレッドの違いでFX会社を選ぶときには、スプレッドが業界最狭水準かどうかをチェックしましょう。
業界最狭水準のスプレッドとは、文字通りスプレッドがFX業界の中で最も狭い水準だということ。よくFX会社の公式ページで「○○のスプレッド1銭!」みたいな感じでスプレッドの低さを宣伝していますよね。
現在の米ドル/円だと業界最狭水準のスプレッドは0.2銭です。つまり米ドル/円でトレードしたい方は「スプレッドが0.2銭以下かどうか」を基準にFX会社を選べばいいってことですね。
また、米ドル/円以外にもトレードしたい通貨ペアがあれば、FX会社がその通貨ペアで業界最狭水準のスプレッドを提供しているかを確認しておきましょう。
スプレッドが「原則固定」のFX会社を選ぼう
FX会社をスプレッドで比べる際は、スプレッドが「原則固定」のFX会社を選びましょう。
実はスプレッドには「原則固定」と「変動制」という2種類の仕組みがあり、どちらを採用しているかはFX会社によって異なります。
原則固定のスプレッドを採用しているFX会社では、おおよそスプレッドの数値が固定されているので損益を計算しやすいというメリットがあるんです。
ただ、原則固定のスプレッドを提供しているFX会社でも、市場参加者が少ないときや値動きが激しいときはスプレッドが広がることもあります。「原則」という言い方をしているのはこういう理由からなんですね。
その一方で変動制のスプレッドを採用しているFX会社は、常にスプレッドの数値が変化するため取引コストは都度変わります。
しかも変動制を採用しているFX会社は、比較的原則固定のFX会社よりもスプレッドが広い傾向にあるのもビミョーなところ、、
なので当サイトではスプレッドが原則固定のFX会社でトレードすることをおすすめしています。
約定力が高さも注目!
もうひとつ、FX会社を選ぶときは約定力が高い会社を選ぶことも大切です。約定力とは「トレーダーが注文した価格で取引を成立させる(約定させる)力」ということ。
取引量の多いFXでは価格が常に変動しているため、約定力が低いと以下の画像のように、自分にとって不利な価格で約定される「スリッページ」が起こりやすくなってしまうんですよね。

そしてスリッページが起こると、割高な価格で買い注文、あるいは割安な価格で売り注文が成立してしまうので、多くのトレーダーはスリッページもFXの実質的な取引コストとして考えています。(ちなみにFX会社によってはスリッページにより割安に買えたり、高く売れたりすることもあります)
そういうわけで、FX会社を選ぶときにはスプレッドの違いだけでなく、約定力にも注目すべき!ということなんです。
約定力の詳細についてはこちらの記事『約定力が高いFX会社とは?国内FX会社をランキングで徹底比較』にまとめています。特にスキャルピングなど小さな値幅を狙うトレードをする場合、スリッページの影響も大きくなります。気になる方は一度確認してみてください!
主要5通貨ペア徹底比較!FX会社スプレッド比較表
FX会社 | 米ドル/円 | ユ|ロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | NZドル/円 | FXを始める | ![]() 公式ページ |
0.2 | 0.5 | 1.0 | 0.7 | 1.2 | 公式 |
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0.2 | 0.5 | 1.0 | 0.7 | 1.2 | 公式 |
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0.2 | 0.5 | 1.0 | 0.7 | 1.2 | 公式 |
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0.2 | 0.4 | 1.0 | 0.6 | 0.8 | 公式 |
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0.2 | 0.4 | 0.8 | 0.6 | 1.0 | 公式 |
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0.09 | 0.30 | 0.69 | 0.40 | 0.90 | 公式 |
単位はすべて銭で原則固定(例外あり)
※SBIFXトレードは1~1000通貨のスプレッドを記載
取引前に注意!スプレッドが広がりやすい2つのタイミング
先ほども少し説明しましたが、スプレッドが原則固定のFX会社でもスプレッドが一時的に広がることがあります。
えっ?どういうときに「原則固定」じゃなくなるの?って思いますよね。スプレッドのコストもバカにできませんから、どんな時にスプレッドが広がりやすいかを理解しておくことは結構大切。
いくらスプレッドが狭いFX会社を選んでも、スプレッドが広がるタイミングでトレードしたら意味ないですからね、、
ここでは実際にトレードするときのために、スプレッドが広がりやすい2つのタイミングを解説します!
- 1経済指標の発表や重要イベントの発生時
- 2日本時間の早朝時間帯
経済指標の発表や重要イベントの発生時
スプレッドが広がりやすい1つ目のタイミングとしては、重要な経済指標の発表や世界に大きな影響を与えるビッグイベントが発生したとき。
経済指標だとアメリカの雇用統計やFOMC、最近起きたビッグイベントだとスイスフランショックなどが有名ですね。
これらの指標やイベントが発表されたときは値動きが大きくなるため、一時的にスプレッドが広がりやすいのです。
ちなみにリーマンショックやギリシャ危機により相場が急変動した際には、多くのFX会社でスプレッドが10倍以上にも開いたなんて事例もありました。
日本時間の早朝時間帯
取引参加者が少なくなる日本時間の早朝時間帯は注意が必要です。
具体的には週初めの月曜日の早朝やNY市場が閉まる時間帯(日本時間午前5時~8時頃)は、スプレッドが広がりやすい傾向にあります。
デイトレードなどの短期売買で持ったポジションを翌週に持ち越すなんてときは特に注意したいですね。
スプレッドで選ぶなら!おすすめのFX会社2つ
最後に「低コストでトレードしたい!」という方のために、スプレッドが狭いおすすめFX会社を2つ紹介します!
おすすめポイント
-
Point.1
業界最狭スプレッドのFX会社
DMMFXは業界最狭スプレッド!さらに米ドル円のスプレッドが0.2から0.1になるスプレッド縮小キャンペーンなども実施しているのでスプレッドで選ぶならDMMFX!
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Point.2
使いやすく洗練された取引ツール
DMMFXの取引ツールはすべてインストール不要のブラウザ対応タイプ。中でも「DMMFX PLUS」は高機能な上に動作が軽く使いやすい!
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Point.3
デザイン性が高くシンプルなスマホアプリ
DMMFXのスマホアプリは他社とは一味違う洗練されたデザインが魅力。カッコよくスマートに決めたいトレーダーにおすすめ!

DMMは業界トップクラスの大手FX会社で、サポートもめっちゃ充実してるで!FXに関することなら平日24時間、何でもLINEやメール、電話で問い合わせできるっていうから驚きやな!
おすすめポイント
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Point.1
業界最狭スプレッドのFX会社
YJFX!は業界最狭スプレッドのFX会社!トレードに応じてポイントもゲットできるのでコストをできるかぎり低くしたい方におすすめ!
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Point.2
1000通貨対応で1万円からでも取引できる
通貨単位が1000通貨単位となっているため、少額からでもトレード可能。10万円未満で始めたいトレーダーにおすすめのFX会社です。
-
Point.3
テクニカル指標が充実したスマホアプリ
2020年7月にリリースされたスマホアプリ「外貨ex」はシンプルで見やすいレイアウト、多彩なテクニカル指標を備えた高機能なFXアプリです!

1000通貨対応やから「まずは少額から!」って人にもってこいやな!
メジャー通貨は価格の変動も少ないから初心者の方におすすめやけど、はじめから1万通貨っていう大金でスタートするのは少し危険。そういうときに1000通貨から始めれるのはありがたいな!
スプレッド比較のまとめ

この記事のまとめ
スプレッドとは買値と売値の差額のこと
取引量や取引回数の多い人ほどスプレッドを意識しよう!
業界最狭スプレッドのFX会社を選ぼう!
原則固定のスプレッドのFX会社がおすすめ!
FX会社を選ぶときは約定力にも注目!
スプレッドが広がりがちな時間帯はトレードを避けよう

FXのスプレッドに関する質問コーナー
Q1.スプレッドが狭いおすすめのFX会社はありますか?
A.DMMFXがおすすめです。
DMMFXは取り扱っている全ての通貨ペアのスプレッドが業界最狭水準であり、スプレッドによる取引コストを最小限に抑えることができます。
Q2.FX初心者です。どの通貨ペアから取引を始めるべきでしょうか?
A.まずは米ドル/円で取引を始めてみることをおすすめします。
米ドル/円は相場の値動きが安定しており、取引経験を積み重ねたい方にぴったりです。
また、米ドル/円のスプレッドの業界最高水準は「0.2銭」となっているため、FX会社選びの際は、米ドル/円のスプレッドが0.2銭以下かどうかを確認しておきましょう。
Q3.スプレッドを比較する前に知っておいた方がいいことはありますか?
A.「①原則固定と変動性の違い」「② スプレッドが広がりやすいタイミング」「③スリッページについて」の3点は最低限知っておきましょう。
特に②の「スプレッドが広がるタイミング」は避けておかないと、最悪の場合10倍以上のスプレッドが取引コストとしてかかる可能性もあります。