実践編

この記事を見ているということは、皆さんはすでに「FXって儲かるの?5分でわかるFXの始め方!!」を読んでいただけたということでしょうか?

もしも、まだ読んでないという方は一度そちらの記事も読んでくださいね。

さぁ!ここではいよいよFX実践編です。

実際に取引を行っていく上で必要な知識をバンバン解説していきます。



まず最初は、FXの基本的な注文方法から覚えていきましょう。


1. 基本的な注文方法


注文方法

1-1. 成行注文

株式投資をされたことがある人はご存知だと思いますが、FXにも成行注文があります。

成行注文とは、とにかく今すぐに注文を実行したい場合に使う注文方法です。

例えば米ドル/円が80円で今すぐこのレートで買いたい場合、成行注文すると80円で買えるワケです。(マーケットが大きく動いている場合は離れたレートで約定する場合があります)

「約定」が分からない方は「約定力とかスリッページってなに?」

成行注文
すぐに約定したいときに使うFXの基本の注文方法

1-2. 指値注文

指値注文は、買いたいレート、売りたいレートが決まっている場合に便利な注文方法です。

もし「もっと安くなったら買いたい!」とか、「もっと高くなったら売りたい!」という場合に使います。

例えば米ドル/円が80円として、もし78円まで安くなったら買いたい場合に指値注文を使います!

そうすると24時間マーケットをウォッチしていないくても、78円になったら自動的に注文を実行してくれます。

指値注文
自分の買いたい値になると、自動で買い注文を実行してくれる

他にも、80円で米ドル/円を買っていた場合 82円で利益を確定したい場合に指値注文をだしておけば、 82円になったときに自動で注文を発動してくれます。

指値注文2
自分の売りたい値になると、自動で売り注文を実行してくれる

1-3. 逆指値注文

逆指値注文は、指値注文の逆という意味で、指値注文が下がったら買う、上がったら売る(つまり今より安く買い、今より高く売るための注文方法)なのに対して、逆指値は上がったら買う、下がったら売る(つまり今より高く買い、今より安く売る)注文方法。

「損切したい時」や「この価格を超えたらさらに上がる」と考えるときに“上がったら買う”の逆指値注文を使用します。

しかし、FX初心者のかたは逆指値注文 はあくまでも損切注文として使用してください。

つまり、「もし今持っているドルが下がったら自動で売ってしまいたい(損切)」「売り注文をいれたけど、ある程度高くなったら自動で買い戻したい(損切)」という場合に使います。

この注文方法はかなり重要です!自動売買注文の中でもキーとなる注文方法です!

この注文方法があるおかげで、市場を24時間監視していなくても大丈夫なワケです。

例えば米ドル/円が80円の場合

もしマーケットが大きく動いて78円になって自動で売ってしまいたい場合に78円に逆指値注文を使います。

逆指値注文
狙った値で自動で損切を行ってくれる

この場合、78円にならなければ注文は実行されないので、もしものときの保険のように使うことができます。

1-4. IFD注文(イフダン注文)

IFD注文というのは、1つ目の注文が約定したら、2つ目の注文が有効になる注文方法です!

指値注文と逆指値注文を組み合せて使います。

例えば米ドル/円が80円の場合

82円になったら買い注文、さらにその後に84円なったら売り注文で利益確定するといったことがIFD注文では1つの注文でできます!

82円で自動で買って、84円になったら自動で売ってくれる(利益確定)

使い方としては、上の例の”利益確定パターン”と“損切り予約パターン”の2つがあります。

利益確定パターン
・指値買い+指値売り
・指値売り+指値買い

損切り予約パターン
・指値買い+逆指値売り
・指値売り+逆指値買い

ただ”利益確定パターン”はあまり使わないです、、

使うなら”損切り予約パターン”で使います!

思っていたのと反対にレートが大きく動いたら、損切りもできず損失がどんどん大きくなってしまいます。

米ドル/円が80円の場合。

82円になったら買い指値注文、その後に79円なったら売りの逆指値注文で損失確定するという使い方ができます。

82円で自動で買って、79円になったら自動で売ってくれる(損失確定)

そうすると寝ている間に大きく動いても、損失を限定することができるので安心です!

成行注文や指値注文の単独で注文するなら、IFD注文を使うことをおすすめします。

1-5. OCO注文(オーシーオー注文)

OCO注文は指値注文と逆指値注文の2つの注文を同時にだす注文方法です。

どちらかが約定すると、もう一方の注文は自動的にキャンセルしてくれるので便利な注文方法です。

主に利益確定と損切りの注文を同時にだしたい場合に使います。

例えば米ドル/円が80円の場合

もし「82円になったら利益を確定したい」逆に、「78円になったら損失を確定したい」という場合に使います。

上がったら自動で利益確定、逆に下がったら自動で損失確定してくれる

1-6. IFO(アイエフオー注文)

IFO注文は3つの注文を組み合せた注文方法です。

例えば現在の米ドル/円が80円の場合。

もし「82円になったら買いたい」「買えたら84円で利益を確定したい」ただ「79円になったら損切りしたい」

注文から利益確定、損失確定まですべて自動で行ってくれる

このような場合にIFO注文を使います。

IFD注文とOCO注文を合せたような注文方法ですね。

このIFO注文とIFD注文をマスターすれば、もう自動売買注文は完璧です!


>> その他、「FIFO注文とは?」はこちらから

2. FXの3つのトレードスタイル


トレードスタイル

FXには、基本的に3つのトレードスタイルがあります。

この中で自分に合ったトレードスタイルを見つけることが、FXで成功する大事なポイントになります。

2-1. スキャルピングトレード(数秒から数分)

スキャルピング
(参照:JFX公式サイト)

スキャルピングとは、英語で「頭の皮を剥ぐ」という意味で、そこから「頭の皮を剥ぐような、薄い利益をもぎ取る」という意味で使われています。

スキャルピングトレードとは、数十秒から数分程度で何度も売買を繰り返して、少しの利益をいくつも積上げていくトレード手法です。

このトレード手法はFXになれてきた玄人の方が行う取引手法です。

なぜならスキャルピングは一瞬の値動きを予測して利益を出していくトレード手法だからです。次にどう動くのか経験と知識をフル活用してチャートの動き読まなければいけないので、FX初心者がやろうと思ってもなかなか難しいものです。

あまり初心者の方にはオススメしないトレードスタイルです。


>> スキャルピングについてさらにくわしく
>> スキャルピングが非効率だと思う理由
>> スキャルピング容認のFX業者ヒロセ通商はこちら
>> スキャルピング容認のFX業者JFXはこちら

2-2. デイトレード(数十分から数時間)

デイトレード

デイトレードは、みなさんが一番聞いたことのあるトレード手法ではないでしょうか?

初心者の方がFXを始めた場合、基本のトレードスタイルはこのデイトレードになるのではないかと思われます。

デイトレードとは、その名の通り、基本的にはその日のうちに売買を終わらせます。つまり、次の日にポジションをもちこすようなことはしないというわけです。

通貨ペアを買ってから決済するまでの期間も、スキャルピングと比べると長いです。

その日の内に取引を終わらせるので、為替が気になって寝れないなんていうことも起きないですし、週明けに値段が飛んで損切り、、、なんてこともありません。

 毎日ゼロから挑戦できるのでFX初心者の方は、最初のうちはデイトレードを行うことをオススメします。

>> デイトレについてさらにくわしく

2-3. スイングトレード(数日から数週間)

スイングトレード

          より大きなトレンド(為替の流れ)を追って取引をおこなう

スイングトレードとは、数日から数週間ほどポジションを保有して売買を行う取引手法の事です。

スキャルピングトレードとデイトレードとの最大の違いが、ポジションを保有している期間の長さです。

一度その通貨を買うと、そこから長期間保有しつづけるので、特に毎日取引画面に張り付く必要もなく気長にトレードを行うことができます。

なので、短期間の相場の上下動にいちいち反応する必要もありません。

このスイングトレードは、長期的な為替の傾向を読めるのならばその分儲けは大きいけど、外したときはその分損失も大きくなると思いがちですが、そんなことはありません。

自分で取引量を調整すれば損失も簡単に軽減することができますので、スイングだから損失が大きくなるというようなことは無いです。デイトレなどに比べて回転が遅くなるので利益が少なくなる分、余裕を持ったトレードができるので初心者にはおすすめです。

スイングトレードを行う方は、基本的にはトレンドフォローという取引手法になります。

このスイングトレードをおこなおうと思っている方には、後述するファンダメンタルズ分析が非常に大事になってきますので、かならずそちらの方も確認するようにしてください。


>> トレンドフォローのやり方はこちら
>> スイングトレードについてさらにくわしく



3. テクニカル分析とファンダメンタルズ分析


投資判断

FXでは、常に安い時に買って高くなったら売るというのが鉄則ですが、なかなかそう思ったとおりには行きません。

今から高くなると思って買ったら、暴落してしまったなんてこともあります。

しかし、FXにはこの予測の精度を高めるための分析というものがあります。

それが、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析です。

基本的にテクニカルをもとにトレードを行うテクニカル派、逆にファンダメンタルズをもとに取引を行うファンダメンタルズ派、両方を活用する複合派などありますが、FX初心者のかたには、なるべくどちらかに偏ることなく、両方を使いこなせるようになってほしいです。

後で、具体的に説明しますが、相場はファンダメンタルズ分析だけでもダメだし、テクニカル分析だけでもダメで、その両方が要因となって変動しています。 なので、是非テクニカルとファンダメンタルズの両方を分析できるようになりましょう!!。


3-1. テクニカル分析

テクニカル分析とは、今後の為替の変動を過去のチャートや今のチャートの動きを元に分析して予測をたてていくという手法です。

正直書いて、多くのFX初心者のかたはこのテクニカル分析を無視してファンダメンタルズだけでFXを行ってしまうというケースが非常に多いです。

これは問題で、ファンダメンタルズだけで分析をおこなうと全く予想もつかない方向に為替が動いてしまったりすることがあります。

そういう時に、テクニカル分析をやってみると意外と簡単に変動した理由がわかったりします。

つまり、先程も書いたように、FXをやるならテクニカルもファンダメンタルズも両方覚えておくべきだということです。

ここでは、FX初心者にぜひとも覚えてほしいテクニカル分析の基本の基本を解説していきます!

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ローソク足


FXと聞くと、この赤と青の線が上下に移動しているチャートを思い浮かべるという人もいるかもしれません。

これは、ローソク足とよばれるチャートで、テクニカル派だけじゃなくFXをやっている人は必ず使っています。

ローソク足の一つ一つは、足とよばれたりします。

このローソク足のチャートで、一日や一週間、一ヶ月など各期間毎の為替相場の動きを見ます。


ローソク足は、二種類あります。

左の青色のローソク足は、「陽線」といいます。

始値が下で、終値が上にいますよね。つまり、始まった時の値よりも終わった時の値が大きいということで、為替の上昇を意味します。

右にある赤色のローソク足は「陰線」といいます。

陽線とは逆に、始値が上で終値が下にいますよね。つまり、始まった時の値よりも終わった時の値が小さいということで、為替の下落を意味します。

陽線と、陰線の色はそれぞれのツールによって違っていたりするので注意してください。

このローソク足の四角形の所は、「実体」と呼ばれ、先程も説明したようにその期間の為替の始値と終値を表しています。 そして、その実体から伸びている線は「ひげ」といい、上に伸びているひげは「上ひげ」、下に伸びているひげは「下ひげ」といい、その期間内につけた最も高い値と最も低い値を表しています。


この上の図で、具体的にそれぞれのローソク足がどういう状態を表しているのかということがわかります。

このように、ローソク足には色々な種類があり、それぞれの形によって表している状況はまったく違います。

今はあまりローソク足の重要性はわからないかもしれませんが、実際に取引を始めると想像している以上に役立ってきますので、この図に乗ってるローソク足の種類はできたら覚えてくださいね。



こんなたくさんのローソク足なんて覚えるのはしんどいという方は、この上の画像のローソク足だけでも覚えてください。

上の画像は、トレンドが転換するサインになる極めて重要なローソク足です。

このローソク足が、現れたときには利益をあげるチャンスです。

(参照:FXブロードネット)

>> 「ローソク足とは?」をさらにくわしく

支持線と抵抗線

次に、これまたテクニカル分析では非常に大事な、「支持線と抵抗線」を解説していきたいと思います。

ローソク足同様、この2つを覚えてしまえば、トレンドが転換するポイントがわかりますので、是非覚えてしまいましょう!

米ドル/円のチャート

上のローソク足をみて、なんどもチャートが117円まで落ちてきては、117円よりも下に行けずに反発しているのがわかるでしょうか? こういう場合に何がわかるかというと、117円が支持線としての役割を果たしているということです。

なぜ、117円が支持線になったかというと、心理的な理由が大きいです。

例えば、120円でドルを空売りした場合、「117円まで下がったからもっとさがるだろう」と考えまだ買い戻しはしません。すると、117円で上昇に転じたので「あ~やっちゃったな。。次117円になったら買戻しちゃおう」と考え次に117円になったら、ドルを買戻します。すると、上のチャートのように117円を支持線として上下を繰り返すというような相場が形成されます。 また、多くのトレーダーもこの支持線を活用しているので、「117円の支持線を下回らなかったらある程度は上がるから買い注文をいれよう」などと考え取引するトレーダーの方もたくさんいます。

その結果、上の画像のような相場が誕生するという訳です。

しかし、注意してほしいのはそこではありません。

注意してほしいのは、この支持線を突き破ったときには、おおくの場合途端に下落してしまうということです。

117円の下値支持線を突き破った途端に下落している

上のチャートをみると、117円の下値支持線を破った瞬間に一気に暴落しているのがわかるかと思います。 すべてでこのように動くというわけではありませんが、高い確率で支持線は有効に作用します。

支持線は、直近の安値同士を線で結ぶと簡単に作ることができますので、是非FXをこれから始める方は活用してくださいね。

米ドル/円チャートの抵抗線

次に抵抗線です。

抵抗線とは、支持線の真逆バージョンです。

抵抗線ができる理由も支持線ができる理由と同じで、支持線とは逆にこの抵抗線を突き破ったときには途端に上昇に転じます。

110円の上値抵抗線を突き破った途端に上昇している

上値抵抗線を破った途端に上昇に転じているのがわかるかと思います。

抵抗線は、直近の高値同士を線で結ぶと簡単に作ることができますので、先程の支持線と合わせて活用してくださいね。



最後のこの図は、抵抗線が支持線に変わったという例です。

支持線と抵抗線は、もちろん万能というわけではありません。 実際に、抵抗線を突破したのに上昇に転じないなんていうこともあります。 だからといって、支持線と抵抗線をおざなりにするわけにはいきません。

こういう自分の使える手法をいくつも増やしていくことによって分析の質はどんどん上がっていきます。

(参照:GMO)

移動平均線

テクニカル分析の最後は、移動平均線です。

移動平均線とは、ある一定期間の価格(通常は終値)の平均を結んだ線のことを指します。

移動平均線は、相場のトレンドを把握する際に非常に便利になってきます。

果たして今が上昇トレンドなのか?はたまた下落トレンドなのか?

初心者の方が区別するのはなかなか難しいものですが、この移動平均線を使用することで簡単に現在の相場のトレンドを把握することができます。

移動平均線は、非常にたくさんの種類がありますが、基本となるのは、5日や12日などの短期線や、20日や50日などの中期線、100日や200日などの長期線などです。

この内、短期と中期や短期と長期などを両方活用することで、短期でのトレンドと長期でのトレンドを両方把握することができます。

またそれだけでなく、後で詳しく説明しますが、この短期線と長期線を組み合わせることによって、トレンドが転換するゴールデンクロスやデッドクロスなどがわかるようにもなります。

5日分の終値の平均を結んだ5日移動平均線

上のチャートでは、ローソク足がそれぞれ1日分の相場の動きを表しています。それに対して、水色の移動平均線は5日分の終値の平均を結んだ線で、5日移動平均線と呼ばれ短期的な相場の動きを表しています。

こうして見ると、1日単位では相場が上がっているように見えても、短期的なトレンドは下落トレンドであるということがわかります。

このように、移動平均線を使用することによって、一目で現在のトレンドを把握することができます。

移動平均線のほうがトレンドを把握しやすい

上のチャートのように、移動平均線で見ることによって、ローソク足よりも直感的に現在のトレンドを把握することができます。

移動平均線から離れると自律的に戻ってくる

さらに、移動平均線のメリットはトレンドが把握しやすくなるというだけではありません。

ローソク足の移動平均線からの乖離具合から今の相場が売られすぎているもしくは、買われすぎているということがわかります。

相場の特徴として、買われすぎていたり売られすぎていたりすると、正常な値まで修正されるという傾向があります。

移動平均線を使用することによって、今の値が本当に正常な値なのかどうか判断することができるというわけです。

ゴールデンクロス


移動平均線の中でも有名なのが、ゴールデンクロスとデッドクロスです。

ゴールデンクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上へ突き抜けることをいいます。

短期の価格傾向が上向きに変わったということで、上昇の可能性が高く、買いのサインといわれています。

デッドクロス


デッドクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下へ突き抜けることをいいます。

短期の価格傾向が下向きに変わったということで、下落の可能性が高く、売りのサインといわれています。

(参照:外為どっとコム)

以上がテクニカル分析の解説になりますが、テクニカル分析と呼ばれるものは無数にあり、ここで紹介したものはその中でも基礎中の基礎のところです。

テクニカル分析はなるべく多く覚えておいて損することはありませんが、一気に全部覚えようとすると正直いって挫折します。これは保証します!なぜなら私がそうだったからです(笑)

なので、私のオススメするテクニカル分析の勉強法は、必要に応じて覚えていくというやり方です。例えば、ゴールデンクロス以外にも買いシグナルが知りたいと思ったら、その時に「グランビルの法則」を勉強したり、今の相場が買われすぎているのか、売られすぎているのか知りたいと思ったら「ボリンジャーバンド」を勉強するといったような感じです。

そうやって必要な時に覚えていけば、気づけばかなりの数のテクニカル分析を使いこなせるようになっています。


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3-2. ファンダメンタルズ分析


           

上のチャートの動きは、全てファンダメンタルズ分析で説明が可能

ファンダメンタルズ分析とは、テクニカル分析にならぶ相場の分析手法です。

主に、ファンダメンタルズに重きをおいてトレードをするトレーダーの方をファンダメンタルズ派なんていったりします。

ファンダメンタルズとは、経済成長率・雇用情勢・長短金利・政府の政策・経済指標・国際情勢など経済の基礎的要因を元に相場の値動きを予測する取引手法のことです。

例えば、スイングトレードの時にお見せした上のチャートはすべてファンダメンタルズ要因によって動いています。

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方を使えるようになっておく必要があるのは、ファンダメンタルズ要因によって相場が変動しているときには、テクニカル分析は往々にして機能しないという特徴があるからです。

基本的に、大きなトレンドを形成するのはファンダメンタルズ要因です。

ここでは、FX初心者のかたに是非とも注意してほしいファンダメンタルズ要因を紹介しておきます。

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3-2-1. 世界情勢

世界情勢というのは、漠然としていて少しわからないかもしれませんが、

例をあげると、イギリスのEU離脱問題やアメリカ大統領トランプの当選。イタリアの政治の先行き不安や米朝首脳会談など、ここ最近皆さんがよく聞くような世界情勢のすべてが為替の変動要因となるのです。

本当にそうなの?と思うかもしれませんが本当にそうです。

例えば先程あげたこのチャートをご覧ください。

まず赤ラインをさかいに相場が上昇トレンドに転換したのがわかるかと思いますが、これは皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれませんが、2012年12月に誕生した第二次安倍内閣発足後のアベノミクスによるものです。

次に、青ラインからは下落に転じています。

これは、その当時の中国景気の悪化と、原油価格の下落、米景気の不透明感を原因として下落しています。

最後の緑ライン以降の急上昇ですが、これはトランプ誕生により経済がいい方向に進むと予想した市場参加者によって、もたらされたものです。

ファンダメンタルズ分析の難しい所はそのファンダメンタルズ要因を市場がどう捉えるかというのを考えなければならないということです。

例えば「イングランド銀行を潰した男」として有名なジョージ・ソロスはクリントン氏が大統領に選ばれると予想し、トランプが大統領になれば大暴落が起きると予想した結果、予想とは逆に動いたトランプ景気によって111億2600万もの損失を被っています。

あのジョージ・ソロスでも予想を外すくらいですので、FX初心者の方がいきなり予想して投資するというのも難しいですが、とりあえず相場に影響をあたえるような大きなイベントがあるときには、自分なりに市場がどのように反応するのか予想をして、実際にどう動いたのかというのを情報として自分の中にいれておくだけでも、それなりの相場観というものが養われていきます。

このような世界中のニュースが要因で為替相場は変動しますので、ファンダメンタルズ分析の第一歩はまず世界情勢に対して敏感になることです。

そして、できれば毎日世界のニュースを確認するようにしましょう。

例えばニュースアプリを持っているかたなら、「国際」という欄が、まさに世界情勢や世界の経済情報など為替に影響を及ぼすであろう要因が書かれているところなのでまずは毎日ニュースアプリの国際欄をチェックするというだけでも大きな勉強になります。

3-2-2. 経済指標

(参照:FX TRADER MAGAZINE)

経済指標というと、少し難しそうという印象を抱くかもしれませんが、大丈夫です。

ここでは、FX初心者が注目しておくべき代表的な経済指標を3つだけ紹介します。

FX初心者はまずこの3つの経済指標を抑えるという所から経済指標の勉強を始めてください。

米連邦公開市場委員会(FOMC)による、政策金利発表

まず注意してほしいのが、FOMCによる政策金利発表です。

FOMC政策金利発表は、アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度理事会が約6週間ごとに年8回開催する金融政策の最高意思決定会合で発表されます。

ここでアメリカの政策金利が発表され、もし政策金利が大幅に変動するのであれば、入門編でお話ししたスワップ金利に影響を及ぼすので、スワップ金利で長期取引を行いたい方は、注目しておきたいところです。

しかし、それ以上にこの会合が重要な意味をもつのは、政策金利発表後の記者会見です。

この記者会見での、総裁の発言次第では、政策金利の発表以上に大きな影響をもたらすなんてこともあります。たまに、市場に影響をもたらすような重大な発言をしたりしますので、見逃すことはできません。

なので、このFOMC政策金利発表では、政策金利の発表+総裁の記者会見の両方を注視しておく必要があります。

米ドル以外の取引を行おうと思っている方は、このFOMC金利発表に加えて、その通貨国の中央銀行による政策金利発表も注視する必要がありますよ。

国内総生産(GDP)

「GDP」この言葉。おそらく皆さん一度は、学校で習ったことがあるのではないでしょうか?

その当時はこう思ったはずです「こんなの習っていつ使うんだよ!」

皆さん!ついにやってきました!

GDPは、FXではめちゃくちゃ大事な経済指標の一つです。

GDPとは、Gross Domestic Productの略で、日本語で国内総生産という意味です。

GDPは、国内で新たに生産されたサービスや商品の付加価値の総額です。

少しむずかしいですが、例えば「日本のGDP」と言った場合、簡単に書けば、「日本という会社の売上」といったところです。

こうやって聞くと、いかにGDPが大事なのかわかりますよね?

投資する会社の売上が下がっているのに、投資してしまったらもちろん損をしてしまうのはわかるかと思いますが、それと同じでGDPが下がりつづけている国に投資をしてもリターンを得ることはできません。

例えば、2017年のGDPの伸び率が大きい国でいうと、上位にはアフリカの国々。また、最近の経済成長が凄まじい中国などです。

2017年の中国の経済成長率は6.9%で、あのバブルの頃の日本の経済成長率が平均6%なので、このGDPの数字から今いかに中国経済が成長しているのかということがわかりますよね。

日本もバブルの頃には、GDPは平均6%と高かったのですが、そこからは「失われた20年」といわれ日本のGDPの上昇率は低迷しているというのが現状です。

話が少し横道にそれましたが、

初心者の方に注目してほしいGDP関連の経済指標は、アメリカの四半期実質国内総生産と呼ばれるものです。

GDPの発表には、速報値・改定値・確定値というこの3つがありますが、FX初心者のかたに注目してほしいのが速報値です。正直いって速報値以外は特にあまり気にする必要はありません。

速報値は、毎年(1月・4月・7月・10月)の計4回発表されますので、ここは押さえるようにしておきましょう。

米国雇用統計

米国雇用統計とは、その名の通り米国の雇用情勢を調べた極めて重要な経済指標の事です。

毎月第1金曜日に発表されます。

この雇用統計は1つではなく実は10以上の指標がまとまったものです。

それじゃあ、「10個全部確認しなきゃいけないのか?!」と思うかもしれませんが、そうではありません。

大事なのは「非農業部門雇用者数変化」「失業率」この2つです。

 非農業部門雇用者数変化

非農業部門雇用者数変化とは、簡単に書くと、自営業者と農業従事者を覗いた、米国の雇用状況の変化を表したものです。

米国の経済指標のなかでは最重要といってもいいぐらい重要な指標ですので、かならずチェックするようにしましょう。

● 失業率

失業率は、労働力人口(働ける人)の中で失業者がどれだけいるかを表したものになります。

この失業率も結果しだいでは、大きな相場の変動をおこしますので、十分に注意しておく必要があります。

米国雇用統計は、毎月第一金曜に発表されるので、毎月第一金曜は米国雇用統計の日ということで、カレンダーにでもいれておきましょう!

3-2-3. 災害・テロ


災害やテロが起きた場合にも、為替が変動したりします。

「有事の円買い」なんて言葉をきいたことがあるかたもいるかもしれませんが、これは例えばアメリカが他の国ともめたり、戦争をおこなったときなどに安全資産と見られている円が買われる動きのことをさします。

また戦争やテロなんかが起こると、その当事国の通貨はリスクが高いというということで、大量に売り注文がはいるなんてこともあります。

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ここまでで、ファンダメンタルズ分析に関して説明しましたが、何度も書いていますが、大事なのはファンダメンタルズだけを信じるのではなく、テクニカル分析と併用するということです。



まとめ


さぁ、これでFX実践編は終了です。

みなさんも自分にあったトレードスタイルを確立して、勝ち組トレーダーの仲間入りを果たしましょう!!!

まだ、FXの口座を持っていないという方は、こちらの「FX業者比較」,「おすすめFX業者5社」を御覧ください。

いちいち見るのはしんどい!という方には、FX国内口座数1位のDMMFX、6年連続取引高1位のGMOクリック証券、1000通貨からDMMFXと同じ取引ツールが使える外為ジャパン、4円から取引を始められるSBI FXトレードをオススメします。

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