FXは環境認識をしっかりしておくことが大事!とよく言われていますが、実際に環境認識をしてトレードするイメージがわかない方も少なくないと思います。
そこで今回はエフキャン編集部のひろぽんが、環境認識をトレードに役立てる具体的な方法を解説していきます!

俺が環境認識について学んだ「FX環境認識トレードで毎日を給料日にする!」という本から特に役立つと思ったところを解説するぜ!
この記事を読んでわかること
マルチタイムフレーム(複数の時間足)を使った環境認識のやり方
環境認識とチャートパターンを組み合わせたトレード手法
環境認識トレードを実際のチャートで行う流れ
複数時間足を使った環境認識トレードに適したFX会社
FX会社 | おすすめポイント | 詳細へ |
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環境認識とは?
環境認識とはトレード戦略(シナリオ)を立てる際に、エントリーする時間足より大きな時間足で相場の状況を確認すること。より大きな時間足を見ることで相場の流れに逆らわずトレードすることが目的です。
マルチタイムフレームを使った環境認識
環境認識の際に大切なことは、マルチタイムフレームを用いること。
マルチタイムフレーム分析とは複数の異なる時間足を比べて相場状況を見極める分析方法で、時間軸の長い「上位足」から時間軸の短い「下位足」の順で分析します。
例えば上位足となる「日足」から下位足となる「1時間足」の先の値動きを予測しようというのがマルチタイムフレーム分析です。
分析は必ずしも日足と1時間足である必要はありません。4時間足と15分足など、トレーダーのトレードスタイルにより時間足の組み合わせは変わってきます。

プロトレーダーは多くのチャートを観察しているイメージがあるけど、実はあれは複数の時間足(マルチタイムフレーム)を使って環境認識をしていたというわけだ!
マルチタイムフレーム分析による環境認識のメリット
マルチタイムフレーム分析は多くのトレーダーが活用しており、未来の値動きを予測する上で欠かせない分析方法の1つとされています。その理由は下2つです。
- 目の前の値動きが大きな流れのどこに位置するかがわかる
- 価格の節目や反転ポイントが把握しやすくなる
目の前の値動きが大きな流れのどこに位置するかがわかる
複数の時間足を使った環境認識を行うことで、大きな流れに沿ったシナリオを立てることができます。
例えば日足や4時間足といった上位足で上昇トレンドなら、1時間足や15分足といった下位足でも基本的に買い戦略が有利ということがわかります。
相場の流れに沿ってトレードするのが基本ですから、買いと売りのどちらが強いのかわかればトレードしやすくなり、トレードの精度も上げられるってわけです。
価格の節目や反転ポイントが把握しやすくなる
もう1つの理由は大きな時間足を確認することで小さな時間足だけでは確認できなかった相場の節目や反転ポイントがわかるということ。
例えば1時間足といった下位足ではただの下降トレンドに見えていても、実は日足などの上位足で見ると「今のレートのすぐ下に強いサポートラインがある」といったことを確認することができます。
イラストの赤いサポートラインは多くのトレーダーが意識するポイントであり、この付近で反転上昇する可能性があることがわかります。
この場合、売りのエントリーを控えたり、サポートラインでの反転を想定し、1時間足が上昇するタイミングを待ってエントリーするといったことができますね。
環境認識とチャートパターンを組み合わせたトレード手法
今回は数多く紹介されている手法の中でも、僕が特にトレードに効果的だと感じた「環境認識とチャートパターンを組み合わせたトレード手法」について解説したいと思います!
まずこの手法で使われるチャートパターンのダブルトップとダブルボトムについて簡単に説明しますね。
代表的なトレンド転換のチャートパターン
代表的な2つのトレンド転換のチャートパターンに「ダブルトップ」「ダブルボトム」というものがあります。
「ダブルトップ」は上昇トレンドから下降トレンドに変わる価格の天井を表し、「ダブルボトム」は下降トレンドから上昇トレンドに変わる価格の底を表す売買サイン。
- 「ダブルトップ」「ダブルボトム」でトレンド転換を予測する
例えばダブルトップの場合、2つの高値の間にある安値にラインを引き(ネックラインといいます)、レートがネックラインを下抜けたタイミングが売りサインとなります。逆にダブルボトムでは、2つの安値の間にある高値にラインを引き、レートがネックラインを上抜けたタイミングが買いサインとなります。

ダブルトップがM、ダブルボトムがWの形になっていることさえ分かっていると、チャート上でも見つけやすいぜ!
チャートパターンから見るエントリーのタイミング
では本題の環境認識とチャートパターンを活用したトレード手法のエントリータイミングについて解説します。
この手法でまず押さえてほしいポイントは、上位足と下位足、両方の時間足でダブルトップができるのを待つということ!
「上位足でダブルトップができたから売り!」というわけではなく、ネックラインを抜けた後に下位足でもダブルトップができたのを確認してからエントリーしていきます。
エントリーする条件
- 上位足のネックラインAを抜ける × 下位足のネックラインBを抜ける
そして、具体的なトレード手順は下の通りです。
環境認識からエントリーまでの流れ
- 1上位足でネックラインAを引き、ダブルトップ成立(ネックライン下抜け)を確認
- 2ネックラインAを下抜けした価格が、ネックラインAを天井に下位足でもダブルトップを作るのを待つ
- 3下位足のダブルトップにネックラインBを引く
- 4レートがネックラインBを下回ったタイミングで売りエントリー
ここからはトレード手順を上位足(手順①②)と下位足(手順③④)の2つに分けて解説していきたいと思います!
環境認識からエントリーまでの流れ①~②(上位足)
まず上昇トレンドの後、1つ目の高値を超えない2つ目の高値ができたのを確認し、2つの高値の間の安値に水平線を引きます。そして価格がこの水平線(ネックラインA)を抜けるまで待ちます。
イラスト②のようにレートがネックラインAを下抜けた時点で上位足のダブルトップが完成。
ここから「レートが再びネックラインAあたりまで戻ってきたあとに、下位足でもダブルトップが完成すればエントリー」といったシナリオをたて、下位足の分析に移ります。
環境認識からエントリーまでの流れ③~④(下位足)
次に下位足でも同じく高値と高値の間の安値にネックラインBを引き、ダブルトップが成立するまで待ちます。先ほど上位足で引いたネックラインAがレジスタンスラインとして機能し、ダブルトップの天井圏になっていますね。
そしてイラスト④のようにレートがネックラインBを下抜けたときに、シナリオ通り売りエントリーです。

なるほど、2つの時間足でサインが出たときのみエントリーすることでより精度が上がるというわけだ!じゃあ次にこの手法を実際のチャートで検証してみるぜ!
環境認識トレードを実際のチャートで検証!
では先ほどのトレード手法を実際のチャート画面で検証してみたいと思います。
ここでは4時間足を上位足として分析し、15分足を下位足として売りエントリーした結果、狙い通りに約500Pips下落しました!
上位足(4時間足)
まずは4時間足を用いてダブルトップができそうな箇所にネックラインを引いておき、その後ネックラインを下抜けたためダブルトップの完成と判断します。ですがまだ売りエントリーはしません。
ここでは「レートが再びネックラインまで戻ってきたときに、下位足でもダブルトップが完成すればエントリー」といったシナリオをたてておき、下位足の分析に移ります。
※通貨ペアはポンド/ドル、MT4チャートで表示
下位足(15分足)
次に上位足のネックラインを抜けた部分を15分足まで拡大させて、下位足でダブルトップができるのを待ちます。今回は先ほどの上位足(4時間足)のオレンジの丸を拡大して、確認していきましょう!
下の画像は15分足チャートです。上位足の分析手順と同様、ネックラインを引いてダブルトップができるのを待ちます。(下の③の画像)
次にレートが下位足のネックラインも下回り、ダブルトップが完成したので売りエントリー。図の赤丸の中の、レートがネックラインを下回った次のローソク足の始値あたり(1.30538)がエントリーポイントになります。
結果、レートはエントリーした1.30538から1.25588まで下落。このように上位足で売りサインを確認した後、さらに下位足での売りサインも待つことで、より精度の高いトレードになるというのがこの手法のポイントです。

両方の時間足でサインが出たときのみエントリーする、確かにこれなら精度は高い!
複数時間足を使った環境認識トレードに適したFX会社
マルチタイムフレームとチャートパターンを組み合わせてトレードするにしても、各時間足ごとに同じネックラインを引いていくのはさすがに面倒ですよね。。
ですが、ひとつの時間足で引いたラインが他の時間足に自動で反映される取引ツールがあるんです!
そんな便利な取引ツール「MT4」と「LIONチャートPlus+」が使えるFX会社をここで紹介したいと思います。
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すべての時間足にテクニカル指標やラインが自動反映されるのは本当に便利だぜ!外貨ex byGMOは1000通貨単位だから少額から始められるのもいいところだな!
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「環境認識を活用するトレード手法」のまとめ

今回のチャートパターンとマルチタイムフレームを組み合わせるやり方は慣れると比較的やりやすい手法だ!興味のある人は「FX環境認識トレードで毎日を給料日にする!」も読んでみてもいいかもな!
この記事のまとめ
環境認識で大切なことはマルチタイムフレーム分析を行うこと
環境認識トレードでは上位足と下位足のチャートでダブルトップができるのを待つ
効率よく環境認識をするなら、1つの時間足で引いたライン等がすべての時間足に反映される取引ツールを使う!
