FXの為替市場は24時間取引可能ですが、1年中取引できるわけではありません。土日や年末年始には、休みになります。

この記事では土日や祝日など、FXの「休み」に関する疑問を解消していきます。

この記事を読んで解決できること

  • 取引できない時期を知りたい

  • 祝日って休みなの?

  • トレーダーは休日何をしているの?

土日をまたぐ取引時の注意点や、休日の時間の使い方も合わせて紹介していきますので、最後まで読んでみてください。

FXの休みはいつ?

FXの「休み」とは「FX会社で売買取引できない日時のこと」を指します。

  • 1
    土曜日と日曜日の休日
  • 2
    クリスマスや正月など世界共通の休日

①土曜日と日曜日の休日

日本や欧米市場は土日を休日としているので、土日での取引は基本的にはできません。

しかし、一部中東市場では取引が行われているため為替市場自体は機能しています。日本国内では取引はできませんが、相場は少し動いていることになります。

土日に注文ができる国内FX会社

現在、国内のFX会社で土日に売買取引ができる会社はありません。

しかし、一部のFX会社では、予約注文のみを受け付けているので紹介します。

FX会社 夏時間 冬時間
月曜7時~土曜朝6時00分 月曜7時~土曜朝7時00分
月曜7時~土曜朝5時50分 月曜7時~土曜朝6時50分
月曜7時~土曜朝5時50分 月曜7時~土曜朝6時50分
月曜7時~土曜朝5時50分 月曜7時~土曜朝6時50分
月曜7時~土曜朝5時55分 月曜7時~土曜朝6時55分
月曜7時~土曜朝5時00分 月曜7時~土曜朝6時00分

②クリスマスや正月

土日以外にも取引できない日時は、クリスマスと正月などの、世界共通の休日です。

また、12月の24日~31日の年末年始の時期は一部取引できるタイミングもありますが、全体的に相場が読みにくくなる傾向があります。

12月が相場全体が閑散とする?

国内外の機関投資家は、11月までに1年のトレード成績がボーナスが決まるため、12月は市場全体で取引を控え目な月になります。

それに加えて、クリスマスや正月というイベントが重なり、市場参加者が少なくなるため、相場も閑散としているのです。

この時期は、値動きが小さくなる以外にも、スプレッドが広がりやすくもなるので、無理なトレードは控えておきましょう。

続いて、祝日の取引について紹介していきます。

祝日は「休み」ではない!?

土日とクリスマス・正月の取引できない曜日に対して、祝日は取引できます。

FXの祝日で押さえておきたいポイントは2つです

  • 1
    日本の祝日は東京市場の時間帯が特に緩やか
  • 2
    アメリカの祝日は相場全体が閑散としている

「日本が休みでも、アメリカは取引が活発になる」など、通貨と時間に動きの差がでてくるのが祝日の特徴です。

そして、「祝日の相場は、平日より緩やかになる」ことも覚えておいてください。

それでは1つずつ、詳しく確認していきましょう。

①日本の祝日の特徴

  • 「明け方~夕方」にかけての東京市場は普段よりも動きが鈍くなる
  • 「ドル円」「ユーロ円」「オージー円」などの円が含まれたものは特に動きが停滞します。

日本の銀行や機関投資家もお休みなので、東京市場の時間での動きは緩やかになります。

しかし、世界の投資家には日本の祝日は無関係なため、通貨の売り買いは普段通り行われます。

なので、夕方~深夜にかけてのロンドン市場やニューヨーク市場は普段通り相場が動く傾向があります。

GWは海外の投資家も注目している?

日本の祝日の花形と言えば「GW(ゴールデンウィーク)」です。

連休となるGW前はポジション調整が行われ、市場も下落しやすいと言われています。

2019年は10連休ということだけあって、国内だけでなく、海外の投資家も注目されていたようです。

他にもGWの時期は「5月に株を売れ」の投資の格言が当てはまる時期と重なるため、円売りが盛んに行われます。

リーマンショックが5月に行われているのも関係がありそうですね。

ここからさらに、海外のヘッジファンドが国内のポジションを狙って、さらなる急落を狙うこともあるので、トレードする際には注意しておきましょう。

②アメリカの祝日に特徴

  • 夕方~深夜にかけて相場が停滞する
  • 「ユーロ/ドル」「ドル/カナダ」などのドルストレートは特に停滞する

アメリカの祝日は世界中の投資家が休日になるので、市場全体が停滞する傾向があります。

特に、欧米のトレーダーは休日に仕事を一切せず、家族や個人の時間に費やす方も多いため、そもそも市場に参加していません。

国内のトレーダーは小さな動きを狙って短期取引する方も多いですが、一気に稼ごうと、無理にレバレッジをかけすぎないように気を付けましょう。

アメリカの祝日に合わせて、自分も休暇を取るなど、FXの時間軸と自分の生活リズムを合わせる専業の方も多いようです。

その他流動性が低い時間帯

祝日の相場の動きのように、売り買いが少なくなること「流動性が低い」と言い換えることもできます。

「ボラティリティが低い、ボラが低い」とも良く言いますね。

ここでは、祝日以外の流動性の低いタイミングを紹介します。

  • ニューヨーク市場の終盤からオセアニア市場にかけての時間帯
  • アジア市場後半からロンドン市場が始まるまで時間帯
  • 経済指標発表などのFX主要ニュースの直前直後

スプレッドも広がりやすく、特殊な値動きをする事もあるので、初心者のうちは手をださない方が得策です。

ここまでのまとめ

  • 日本の祝日は普段通り動く傾向がある。

  • アメリカの祝日は相場が停滞する。

  • 流動性が低いタイミングでは取引を控える

次に、土日でポジションを持ち越す時の注意点を紹介していきます。

土日(休み)にポジションを持ち越す際の注意点2つ

金曜日の終わる時刻に「損切りできなかった・・、利益をもう少し伸ばしたい・・」と翌週にポジションを持ち越すトレーダーは少なくありません。

土日の「休み」にポジションを持ち越す場合は、「週末」と「週明け」の取引の注意点を確認しておきましょう。

  • 週末:金曜日はポジションを解消するため相場があれる
  • 週明け:月曜日は売り買いが一方に偏り、窓開けが起こる
  • 初心者は週末・週明けのトレードは取引量を低くする

ポジションを持ち越すと危ないの?

土日の間に大規模なテロや自然災害、大統領の発言をすると、週明けに「暴落・暴騰」が起こり、大きな損失を抱える可能性があります。

損切注文していればいいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、

週明けに、売り買いが一方に集中するため、設定レート以上に損失が出る可能性が高くなります。なので、金曜日にポジションを解消しています。

週末:金曜日は相場が荒れ気味?

多くのトレーダーは、土日のリスクを回避するため、これまでのポジションを解消します。

そのため、金曜日はトレンドが転換するなど、月~木曜日と異なる値動きになることもあります。

また、「週末までにポジションを決済したい」といった投資家心理以外にも、アメリカの雇用統計が毎月第一金曜日に発表されることも、相場が荒れる要因の1つです。

大きなチャンスにもなりますが、自分の戦略やルールを守っていないと、大きな損失も抱えかねません。

トレードする際は、取引量を調整してリスクを最小限に抑えておきましょう。

週明け:窓開けに注目

マーケットに大きく影響するニュースが土日の間に出た場合、金曜日の終値と月曜日の始値に大きな隙間が生まれることがあります。

この週明けの値動きの差を「」や「窓開け」と言います。

仮イラスト


チャートを見てわかるように、ローソク足の間に大きな隙間が窓が空いているように見えることから名付けられました。

窓が空くタイミングとは?

窓は、基本的にファンダメンタルズ要因で開くことが多いですが、「トレンド転換や発生」といったテクニカル分析の大局面でも窓が見られることもあります。

窓が発生すると言うことは、投資家心理が働いて、売り買い注文が一方に偏っているということです

多数決のように「買い90:売り10」などとイメージすると分かりやすいかもしれません。

ただ、窓は毎週開くわけでもなく、通貨ペアによってもバラつきがあるため、あらかじめ予測できないことは覚えておいてください。

取引戦略:窓が閉まるタイミングを狙う

FXの窓開けは、「開いたら閉まる」というのがお約束です。この特性を活かして、トレーダーの方は利益を狙います。

具体的な「窓トレード」は非常にシンプルです。

月曜日早朝の相場で窓が空ききった後に、その方向と反対にエントリーします。

先ほどの写真をもう一度見てみましょう。
仮イラスト


窓が買い方向に空いてから、すぐに、売りの方向に戻っています。

「①買いが集中し窓が開く」⇒「②売り決済し窓が閉まる」

この②の決済に便乗して、新規で売り注文します。

窓が閉まるレートで自分も利益確定すれば、早朝窓開けトレードの完成です。

気を付けよう

FXの窓開けは、「開いたら閉まる」というのがお約束ですが、開いてから閉まるまでに数日間~数か月かかることもあるため、「曜日や値幅で決済する」取引ルールを作っておくことをおすすめします。

ここまでのまとめ

  • 週末は機関投資家のポジション解消により、相場が大きく動くことがある

  • 週明けは窓開けを狙ったトレードに注目する

FXの「休み」でやるべきこと4選!

ここまでお話したように、FXの相場には定期的に「休み」や「動きにくい」タイミングが存在します。

一見、トレーダーには不利なようにも思えますが、

専業トレーダーの方の中には、相場が動かないタイミングを「オンとオフを切り分ける大切な時間」と考え、プラスの意見を持つ方も多いようです。

相場が動かないタイミングでトレード結果を見つめ直したり、気持ちをリフレッシュするなど休日の使い方は人それぞれです。

1度利益が出始めたら、どんどん取引したくなるのがFX。心身のバランスを調整する大切な休養時間にあてるのも方法の1つです。

それでは、多くのトレーダーが実践している、土日などの休みの使い方を紹介していきます。

土日にFXでやるべきこと4選

土日(休み)相場が動いていないため、利益を上げることはできませんが、その分ゆとりをもって、成績を見直したり、リフレッシュできるのが、土日の最大のメリットです。

スポーツ選手のシーズンオフのように、FXにも自主トレは欠かせません!以下の4つのポイントを実践してみてください。

休みの使い方4選

  • 1
    1週間を振り返る(トレードノート)
  • 2
    改善点を見つけ、検証を行う
  • 3
    次の1週間の準備を行う
  • 4
    リフレッシュしてストレスを解消する

土日の使い方①1週間を振り返る

平日トレードに集中しているため、土日に1週間分のトレードを振り返る時間を作りましょう。

具体的なやり方は、静止している1週間分のチャートとFX口座の損益を見ながら、以下の項目をトレードノートに記録していきます。

1週間を振り返る

  • 1週間の取引回数と獲得Pips数
  • 負けたポイントと取引量
  • トレードしているときの感情

人間は「自分に都合の悪いこと」は記憶から遠ざけてしまう習性があり、この一番の難敵を克服しないと一生勝てません。

なので、些細なことでも、ノートやメモ帳にとにかく書き出して同じミスを繰り返さないようにしておきましょう。

そしてステップ②では、負けたエントリーポイントを把握し、改善していきます。

土日の使い方②改善点を見つけ、検証を行う

勉強でもスポーツでも当てはまることですが、失敗や成功を振り返って「何が良くて、何が悪いのか」を区別していないと同じミスを繰り返してしまいます。

トレードにおける失敗例

  • ①エントリー根拠もなく感情で注文してしまった。
  • ②テクニカル指標を表示しすぎ
  • ③根拠はあったけど、取引量を大きくしすぎて、損切や利確のタイミングを見失っていた。

また、「トレードルールに一貫性がない方」には過去検証でトレード根拠を明確に持てるようにしていきます。

検証を行う

どんなテクニカル分析がいいの?と疑問を持つ方は多いはず。しかし実際は数や種類よりも、1つの手法に決めて過去チャートで検証を繰り返して、トレードルールを作っていきましょう。

検証例

  • ダウ理論の高値安値更新でエントリー
  • ゴールデンクロス
  • ボリンジャーバンド3σタッチ
  • RSI、MACDでダイバージェンスが発生

まずは1つの物事を納得のいくまで極めた後、優位性の高いものを組み合わせて、トレードルールの確立することで安定してお金を増やせるようにしていきます。

③次の1週間の準備を行う

自分に取引の改善点が見つかったら、次に活かせるように準備を行います。

①テクニカル分析での準備
具体的には環境認識と言われる分析方法で相場の大まかな流れを確認しておきましょう。

環境認識3ステップ

  • 複数の時間足でトレードの流れを見る
  • 次に意識されている、どう動いたら、どう売買するのかのシナリオを立てる

この週末の取引準備はデイトレードやスイングトレードは特に必要です。

②ファンダメンタルズ分析での準備

翌週の経済指標や金融政策の発表のタイミングを事前に把握しておくことで、「取引しないタイミング」も決めておくことも大切です。

詳しくはファンダメンタルズ分析のやり方や、基礎知識の記事を参考にしてください。

④リフレッシュしてストレスを解消する

気持ちを落ち着かせても、取引は上達しないと思う方もいると思いますが、平日のトレード中は想像以上にストレスの負荷がかかっています。

無意識のうちに、前週のトレード結果を引きづっている方もいるため、1日中トレードのことを忘れて友人を遊んだり旅行にいって非日常体験を味わうのもいいかもしれませんね。