調査


女(泣き)

インターネットでFXについて調べたら「借金を背負うかも」って書いてたんですけどホントに大丈夫ですか??

先生

確かに、これだけ見たらFXにたいして ネガティブなイメージを持ってしまいがちよね。
でもよほど無茶な取引をしてない限り、借金を背負うことなんてまずないわ。リスク管理が大事ってことね。

先生

ここで、一旦どうやったらFXで借金を背負ってしまうのかを確認してみましょう。

男(疑い)

めんどくさい。。。

先生(ツッコミ)

大事なことだからしっかり学びなさい!

男(青ざめ)

はい…

1. どうなったらFXで借金を背負うの?

まず前提として、FXではロスカットという制度があります。

これは、トレーダーが証拠金にたいして 一定の割合を超える損失を出した時に、口座残高がマイナスに陥ることが無いようにFX業者が強制的にポジションを閉じる(決済する)事を指します。

例えばDMMFXの場合、証拠金維持率が50%以下になると強制的なロスカットが行なわれます。つまり、どれだけ予想と違う方向に為替が動いたとしても預けた証拠金の50%は残るという事です。

詳しいロスカットレートの算出方法を知りたい方はこちら>>

先生

大抵の場合はロスカットのおかげで元手以上の損失を出して借金を背負うことはないわ。

男

じゃあ問題ないな!

先生

ところが、絶対に問題ないとも言いきれないの。もしロスカットが間に合わない場合、借金をする可能性もわずかだけどあるのよ。

男(疑い)

ん?どゆこと?

先生

具体的には次の3つのパターンが考えられるわ。

1.1 相場が急激な変動を起こした場合

為替相場が急激に変動するというのはそうそうあることではありませんが、例えば米ドル円で言うと、サブプライムショック、リーマンショック、ギリシャ財政破綻、東日本大震災などではかなり大きく為替は変動しました。

このような大事件が起きたときには、多くのトレーダーが損失を避けたり一気に利益をだそうと大量に売買をします。すると、一時的に相場が停止したり、あまりの急激な変動でロスカットが本来の範囲よりも遅れて発動したりしてしまう場合があります。

これをロスカット遅延と言います。

このロスカット遅延に関しては、過去に被害者がFX業者に対してロスカットが18秒も遅延した結果大きな損失を被ったとして、裁判を起こしたことがありその時には東京地裁が「10秒以内の遅延は許容されるが、それ以上は許容範囲を超えている」として当該FX業者の債務不履行を認めたケースがあります。

このロスカット遅延はメジャー通貨よりもマイナー通貨のほうが起こりやすいです。マイナー通貨のほうが取引参加者が少ない分変動するときにはメジャー通貨よりも激しく一気に変動します。

直近でロスカット遅延が起きた例が2015年に発生したスイスフランショックです。

スイスフランショックでは、ユーロ/スイスフラン相場が20分で約3800pipsほど大暴落しました。

この時はあまりの急激な変動で一度取引停止になり、次に値が付けられた時にはすでにFX業者のロスカットラインを超えているという状況が起こり、国内では多くのロスカット遅延が生じ追加証拠金が払えずに借金を背負ってしまったなんて人達が出ました。


暴落時のユーロ/スイスフランの暴落

スイスショックは非常に稀なケースですが、このレベルの暴落が起きた時にはロスカット遅延が起きて借金を背負ってしまうという可能性はあります。

1.2 土日の間に相場が大きく動いた

土日は主な取引市場が休みなので、基本的にFX業者にもよりますが土日の間は取引することはできません。

しかし、海外の人は取引を行いますので土日にも為替相場は変動します。その結果、金曜日の最終レートと月曜日の開始レートに大きな差が発生することがあります。

これを「窓明け」と呼びます。

窓明け

基本的に窓明けで借金を背負うほどの損をすることはありませんが、先程のスイスショックと同じぐらいの事件が土日に起きた場合は、月曜日の開始レートが既にロスカットラインを割っていて証拠金以上の額の損失を背負い、その結果借金を背負ってしまうというのは考える事ができます。

なので、土日にポジションを持ち越す時には、こういうリスクもあるというのを意識して取引を行うようにしましょう。

1.3 FX業者のシステムトラブル

可能性としては一番低いかもしれませんが、取引を行っているFX業者のサーバになんらかのシステムトラブルが生じてしまい、まったく取引が出来ない状態ある時に、何か大きな事件が起きて為替が急落したりした時には、証拠金以上に損をしてしまうかもしれません。

このような場合は、管理しているFX業者側に責任があるので損失分は業者が補填してくれると思います。

先生

ただ、取引チャンスのときに、システムトラブルが起きちゃうってこともあるかもしれないから、
複数の口座で資産を分散させて取引するのもいいかもね

2. 借金を背負わないためのリスク対策

先生

今まで紹介したような大きなリスク以外にも小さなリスクもあるわ。

そうしたリスクにも対処できる方法があるから、ぜひとも覚えてね。

女

はい!!

2.1 レバレッジは2~3倍で

レバレッジを2~3倍程度に設定して取引を行えばFXで借金をすることはまずありません。

万が一暴落したとしても、損失は少く致命傷にはならないでしょう。

先生

大事なのはコツコツ利益を出すことね。
高レバレッジは当たったら大きいけど外れたら大きなダメージを受けるわ。
まさに「諸刃の剣」といったところかしら。

先生

FX初心者のうちから高レバレッジをかけた取引は無謀だってことをわかっておいてね。

女

はい!

2.2 通貨ペアはメジャー通貨のみ

「ちょっとはレバレッジをかけたいな。。」と思っている方は、取引で扱う通貨ペアをメジャー通貨のみと決めてしまうのがいいかもしれません。

ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドルなどのメジャー通貨ペアは取引参加者が多く、流動性が担保されており、為替の動きも比較的緩やかです。

特にユーロ/ドルは他の通貨ペアと比べ、トレンドが発生しやすく持続しやすいという特徴がありますので、FX初心者にはオススメの通貨ペアです。

逆にマイナー通貨は先程もお話したように、通貨の変動が激しく不安定なので、FX初心者はあまり手をださないのが懸命でしょう。

先生

ドル/円ペアは日本のトレーダーに最も愛用されている通貨ペアよ。

先生

アメリカも日本も情報収集がしやすく、経済指標の中でも、月の初めの金曜日に発表される雇用統計は為替を上下させる大きな要因として、多くのトレーダーから注目されているわ

2.3 分からないイベント時にはポジションを持たない

熟練のFXトレーダーのお話を聞くと「私たちにとっては暴落などのイベント時こそトレードチャンスなんだ!!」という人が多くいます。

確かにイベント時には相場が大きく変動するタイミングがあり短期間の間に数百万円もの利益を得ている凄腕トレーダーが数多くいるのは事実です。

しかしながら、大抵の場合大きなイベント時には為替が乱高下しますので、その中で着実に利益をだすのは中々難しいです。

特に、「為替はかならずこう動く!」という確信も無いまま取引を行うとイベントで勝つことはできないでしょう。

イギリスがEU離脱を発表したとき(いわゆるBrexit)では、多くのトレーダーが良くも悪くもその影響を受けましたが、実際に利益を得たのは一部の凄腕トレーダーのみで、ほとんどのトレーダーは利益どころか莫大な損失を背負うことになり、人によっては借金をする結果に終わりました。

予想できない暴落に関しては対策のしようがありませんが「Brexit」のように国民投票の実施などの事前に読めるイベントの場合、事前に危ないと判断してポジションを解消しておく事は可能です。

先生

FXを続けていると、相場の先行きがなんだか怪しいな?と感じるときが何度かあるわ。
そんなときはポジション保有を避けたほうがいいわね。

2.4 危ないと思ったら逆指値注文を!

「なんだか相場が読めないなぁ」なんて時には、逆指値注文を必ず入れておきましょう。こうすることで万が一相場が下落してもロスカットを食らう前に、自分の設定した値で損切りされるので大きく負ける事はありません。

実際、スイスショックの時には事前に逆指値注文を入れておいたことによって、借金を背負うのを免れたなんて人もいます。

この記事のまとめ

    ■こういう場合は危険
    ・相場の暴落には注意
    ・土日の窓明けには注意
    ・FX業者のシステムトラブルも一応注意

    ■リスク対策
    ・レバレッジは2、3倍で
    ・通貨ペアはメジャー通貨で
    ・分からないイベントはポジションを解消
    ・危ないと思ったら逆指値注文



CHAPTER5

【こうはなるな!】FXの失敗談集 ~偉大なる反面教師たち!!~