FXには米ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/円などさまざまな通貨ペアがありますが、どの通貨ペアでトレードするかはトレーダー次第。
とはいえ、手法やトレードスタイルにより選ぶべき通貨ペアも変わるため、事前に通貨ペアを選定することは大切です。
ここではそんな通貨ペアの特徴と選び方をエフキャン編集部のやっちが解説します。

通貨ペアの違いをしっかり学んで自分にあった通貨ペアを選んでいこな!
この記事を読んでわかること
通貨ペアの「メジャー通貨」「マイナー通貨」とは
初心者の方に人気の4つの通貨ペア
相関性が高い通貨ペア、逆相関の通貨ペア
メジャー通貨とマイナー通貨ペアごとでおすすめのFX会社
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通貨ペアとは?
それではまずはじめにそもそも通貨ペアとは?ってことについて解説していきますね!
通貨ペアとはFXでトレードされる2国間の通貨の組み合わせのこと。「/」で区切って表され、米ドル/円、ユーロ/ドルといったように表記されます。
「主軸通貨」を「決済通貨」で売り買いするのが通貨ペア
「/」の左側に書かれた通貨は売買される通貨を指し「主軸通貨」といいます。対して右側の通貨を「決済通貨」といい、売買する通貨を指します。例えば、米ドル/円を買うという場合だと日本円で米ドルを買うってことですね。
ちなみに、各通貨は通貨コードと呼ばれる3文字のアルファベットに略されることが多く、米ドル/円、ユーロ/ドルをUSD/JPY、EUR/USDといった表記をするFX会社もあります。
トレードをするために必ずしも通貨コードを覚えなければならないわけではありませんが、GBP(ポンド)、CHF(スイスフラン)といった感じで覚えづらい通貨も多いので、前もって確認しておくのもいいかもしれませんね。
通貨コード一覧表
国 | 通貨コード |
アメリカ・ドル | USD |
日本・円 | JPY |
ユーロ | EUR |
イギリス・ポンド | GBP |
ニュージーランド・ドル | NZD |
オーストラリア・ドル | AUD |
カナダ・ドル | CAD |
メキシコ・ペソ | MXN |
南アフリカ・ランド | ZAR |
トルコ・リラ | TRY |
スイス・フラン | CHF |
通貨は大きく2つに分類される!
FXの世界では通貨は主にメジャー通貨とマイナー通貨という2種類に分類されます。
どちらの通貨でトレードするかによってトレードスタイルも大きく変わってくるのでそれぞれの通貨ペアの特徴を押さえていきますね!
メジャー通貨とは?
メジャー通貨とは主に取引量の多い通貨を指し、米ドル、円、ユーロ、ポンド、豪ドルなどの主要国通貨がメジャー通貨の代表例として扱われています。
メジャー通貨の大きな特徴としては
- 値動きが安定している
- スプレッドが狭い
という2点が挙げられます。
また、メジャー通貨同士を組み合わせた米ドル/円、ユーロ/円などの通貨ペアはマイナー通貨に比べて値動きがゆるやかなので、急騰・急落が起きづらく為替変動リスクが小さいのも特長です。

エフキャン編集部では米ドル/円などのメジャー通貨同士の通貨ペアからトレードを始めてみることをおすすめしているよ!
マイナー通貨とは?
マイナー通貨とは主に主要国以外の取引量の少ない通貨のことを指し、中国元、韓国ウォン、トルコリラなどの通貨がマイナー通貨として扱われます。
マイナー通貨の大きな特徴としては
- スプレッドが広い
- 価格変動が激しい
という2点が挙げられます。
またマイナー通貨の中にはトルコリラ、南アフリカランドなどの金利が高い通貨が多く、金利の低い日本円と組み合わせた通貨ペアで買いポジションを持てば高いスワップポイントを狙ったトレードも可能です。
なので「俺はほったらかしのスワップ派だ!」って方はマイナー通貨と組み合わせたスワップ運用をしてみてもいいかもしれません。
ただ、マイナー通貨の多くは値動きが不安定であるということには注意。不況時に売られやすく、急騰・急落が起こりやすいのはマイナー通貨のデメリットと言えるかもしれません。
スワップ運用などの魅力はありますが、経済が不安定な通貨も多いのでマイナー通貨のリスクについてもしっかり理解したうえでトレードを始めましょう。

先進国の中国や韓国もFXの世界ではマイナーなんやね~
スワップ運用に興味がある方は、下の記事でマイナー通貨ペアでのスワップポイントを比較しているので参考にしてみてくださいね。
取引量で通貨ペアを選ぶなら「ドルストレート」がおすすめ
ドルストレートとは「ドル」を含む通貨ペア
ドルストレートとは世界の基軸通貨である米ドルが絡む通貨のことで、米ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドルなどが有名です。
米ドルは世界で最もトレードされている通貨なので、米雇用統計やFOMCなどのアメリカの経済指標の発表はすべての通貨ペアの値動きに影響します。
なので、ポンド/豪ドルといった米ドルを含まない通貨ペアでトレードする際も、アメリカの経済指標には注意しておきたいですね。

慣れないうちは米ドルが絡むドルストレートでトレードしたほうがやりやすいかもしれんね!
また、スプレッドが低いというのもドルストレートの通貨ペアの大きな魅力。スキャルピングなどの短期トレードをドルストレートの通貨ペアで行えば取引コストを抑えることもできます!
ドルストレートの通貨ペアなら世界一の取引量を誇るユーロ/米ドル、世界2位の取引量を誇りながら日本人にも馴染みのある米ドル/円が人気です。
馴染みの通貨ペアを選ぶなら「クロス円」がおすすめ
世界3大通貨のひとつ「円」
馴染みのある通貨ペアでトレードしたい!という方には日本円を含む通貨ペアであるクロス円がおすすめです。
円はドル、ユーロについで取引量が世界3番目に多く、日本人トレーダーにとっては言わずと知れたなじみ深い通貨。
また、日本円は有事の際に買われやすいリスク回避通貨であると言われています。
下の画像はコロナショックのときの米ドル/円の相場ですが、相場が右下がり、つまり円が多く買われて円高になっていますね。

クロス円の通貨ペアなら損益の計算もしやすい
日本円の大きな特長としては値動きが安定していることや決済通貨が円なので損益の計算がしやすいということが挙げられます。
また、日本円の金利は他の通貨と比べてもかなり低いので、トルコリラなどの高金利通貨を組み合わせた通貨ペアで買いポジションを持てば、高いスワップポイントを狙った長期トレードも可能です。
クロス円の中でも取引量の多い米ドル/円や、値動きが激しく大きな値幅を狙えるポンド/円などが人気です。
通貨ペアの「相関性」もしっかりと確認しておこう!
特に複数通貨をトレードする際には通貨ペアの相関性(そうかんせい)についても理解しておく必要があります。
相関性とは一言でいえば同じような値動きをしやすい通貨ペアのことで、例えば決済通貨がドルを含む通貨ペア同士はドルが動いたときに似た動きをすることが多く、下の画像のようにユーロ/米ドルとポンド/米ドルは相関性が高い通貨ペアといえるでしょう。

また、逆の値動きをしやすい通貨ペアのことを逆相関と呼び、例えば同じユーロ圏で相関性の高いユーロとスイスフランを絡めたEUR/USDとUSD/CHFは逆相関の傾向が強いといえます。
相関性の高い通貨ペアを同時に複数トレードすると、価格が有利な方向に動いたときに同時に利益を上げられますが、価格が不利な方向に動けばその逆もしかり。
なので、複数通貨を同時に持つときには、通貨ペアの相関性に注意してトレードすることが大切です。

複数の通貨ペアをトレードするときは相関性の低い通貨ペアを選んでリスクを分散させるのもアリやね!
通貨ペアごとに選ぶおすすめFX会社
最後に、メジャー通貨ペアのトレードにおすすめのFX会社、マイナー通貨ペアのトレードにおすすめのFX会社を紹介したいと思います。
FX会社選びの参考にしてみてください!
メジャー通貨ペアをトレードするなら
メジャー通貨ペアをトレードするなら「DMMFX」と「YJFX!」がおすすめです。
おすすめポイント
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Point.1
業界トップクラスの大手FX会社
ローラのCMでおなじみの「DMMFX」は業界トップクラスの75万口座突破(※)の実績を誇る大手FX会社。口座開設は最短1時間で可能!
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Point.2
使いやすく洗練された取引ツール
DMMFXの取引ツールはすべてインストール不要のブラウザ対応タイプ。中でも「DMMFX PLUS」は高機能な上に動作が軽く使いやすい!
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Point.3
デザイン性が高くシンプルなスマホアプリ
DMMFXのスマホアプリは他社とは一味違う洗練されたデザインが魅力。カッコよくスマートに決めたいトレーダーにおすすめ!
※DMM FXと外為ジャパンFXを合算した数値、2020年1月31日DMM.com証券調べ

DMMは業界トップクラスの大手FX会社で、サポートもめっちゃ充実してるで!FXに関することなら平日24時間、何でもLINEやメール、電話で問い合わせできるっていうから驚きやな!
おすすめポイント
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Point.1
1000通貨対応で1万円からでも取引できる
通貨単位が1000通貨単位となっているため、少額からでもトレード可能。10万円未満で始めたいトレーダーにおすすめのFX会社です。
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Point.2
業界最高水準のスワップポイント!
新たにトルコリラ/円とメキシコペソ/円の取り扱い開始したYJFX!。業界トップクラスのスワップポイントでスワップ派にも人気!
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Point.3
テクニカル指標が充実したスマホアプリ
2020年7月にリリースされたスマホアプリ「外貨ex」はシンプルで見やすいレイアウト、多彩なテクニカル指標を備えた高機能なFXアプリです!

1000通貨対応やから「まずは少額から!」って人にもってこいやな!
メジャー通貨は価格の変動も少ないから初心者の方におすすめやけど、はじめから1万通貨っていう大金でスタートするのは少し危険。そういうときに1000通貨から始めれるのはありがたいな!
マイナー通貨ペアをトレードするなら
マイナー通貨ペアをトレードするなら「LIGHTFX」と「LIONFX(ヒロセ通商)」がおすすめです。
おすすめポイント
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FX業界トップレベルの高スワップを提供!
LIGHTFXではどの通貨ペアでも高スワップを提供中!スワップ運用にはぴったりのFX会社です!
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未決済のスワップが課税される
スワップポイントだけをFX口座に引き出せるスワップ振替機能を搭載!好きなタイミングでスワップが受け取れるから税金を払うタイミングも調整できます。
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Point.3
業界最狭水準のスプレッドを提供!
ポンド/円、豪ドル/円などの15通貨ペアで業界最狭水準のスプレッドを提供しているから短期トレーダーの方にもおすすめ!

LIGHTFXはどの通貨ペアもトップクラスの高スワップを提供しているから、スワップ運用を検討している方にイチオシ!
おすすめポイント
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Point.1
他社を圧倒する50種類の通貨ペア!
ヒロセ通商ではハンガリーフォリント、スウェーデンクローナなどのマニアックな通貨も取り扱い中!他のFX会社にはないマイナー通貨をトレードできるのは大きな魅力です。
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トレードするほど食品が受け取れるキャンペーン!
ヒロセ通商では取引量に応じて黒毛和牛、中華料理などさまざまな食品がもらえるキャンペーンを実施中。毎月違う食品がもらえるのでトレードのモチベーションもアップ!
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Point.3
スキャルピング公認!
FX業界でも数少ないスキャルピング公認のFX会社!強い約定力があるのでトレードが活発な時間帯でもしっかりと注文が通ります!

食品キャンペーンやスキャルピング公認などFX業界でもかなり特徴のあるFX会社やね。
他のFX会社にないさまざまな魅力があるのでマイナー通貨、メジャー通貨のどちらでトレードしたい方にもおすすめ!
通貨ペア選び方のまとめ

慣れないうちはスプレッドの狭いドルストレートやクロス円からトレードしよう!
やっち的には日本人にとってもなじみのある米ドル/円がおすすめやね~