ほとんどのFX会社では取引手数料を設けていません。

しかし、実は「名目上の取引手数料がない」だけで、トレーダーは取引するごとに手数料をFX会社に支払っているのです。

今回は、FX取引で実質的な手数料として扱われている「スプレッド」と「スリッページ」について紹介します。

FXの手数料その1. スプレッド

FXは株式投資とは違い、ほとんどのFX会社の取引手数料が0円ですが、取引手数料を取らなければ、FX会社が利益をだすことができません。

そこで手数料の役割を果たすのが売値と買値の差額であるスプレッドです。

分かりやすくするために、実際の取引画像で確認してみましょう。

USDJPY_spread
GMOクリック証券スマホアプリの取引画面

上記の画像は、GMOクリック証券スマホアプリの取引画面を示したものです。

左のボタンが売値(109.877円)右のボタンが買値(109.879円)、その間にある0.2(銭)がスプレッドとなります。

スプレッドが実質的な手数料と言われる理由

スプレッドの0.2銭は「2円の1,000分の1」と非常に低いですが、多くのFX会社では最低取引単位を1,000通貨や10,000通貨としています。

そのため、実質的な取引手数料は「1,000通貨で取引すれば3円」「10,000通貨で取引すれば30円」と扱われているのです。

実際に取引ごとに手数料を支払うわけではありませんが、「スプレッド分は通貨の値が動かなければ損してしまうので、手数料として考えよう。」ということですね。

そして、ここで注目しておきたいのが、FX会社によってスプレッドの大きさが異なるということ。

「スプレッドの値が小さい=手数料が安い」ということなので、スプレッド幅の小さいFX会社で取引することが手数料を安く抑えるコツです。

スプレッドが国内最狭水準のFX会社一覧

FX会社 米ドル/円 ユ|ロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円 通貨ペア数 FXを始める
0.2* 0.5* 1.0* 0.7* 1.2* 20 公式
0.2 0.5 1.0 0.7 1.2 20 公式
0.2 0.5 1.0 0.7 1.2 22 公式
0.2 0.5 1.0 0.7 1.2 20 公式
0.2 0.5 1.0 0.7 1.0 50 公式
(1)
0.1
0.4 (2)
0.8
0.6 1.0 23 公式

*単位は全て銭で原則固定
(1)2019年10月16日~2019年11月29日まで。それ以降は0.2銭で原則固定。
(2)2019年8月26日~2019年10月31日まで。

通貨ペアによってスプレッドは全く違う?

上記の表ではメジャー通貨と呼ばれるFX初心者にも人気の通貨のスプレッドを比較しました。

しかしFXは世界の通貨を取引する投資。実は50種類以上の通貨ペアが存在するんですね。

主に大きく分けて3タイプの通貨に分類されます。

  • メジャー通貨・・・ドル、ユーロ、円
  • 変動通貨・・・ポンド、豪ドル
  • マイナー通貨・・・トルコリラ、南アフリカランド

変動通貨のポンド系、豪ドル系通貨ペアは1日の値動きが大きく利益も狙いやすいですが、大きなスプレッドが設定されています。

しかし、変動通貨やマイナー通貨ペアでも業者間でスプレッドに大きな差があるため、業者選びは入念に行うべきです。

[通貨ペアのタイプ別スプレッド比較]の記事では通貨ペアの特徴と各業者のスプレッドを分かりやすく比較しています。

是非こちらも合わせて読んでみてください。

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あわせて読みたい

この記事では、通貨タイプ別にスプレッドを比較していきます。これから取引する方に向けて、取引の注意点やスプレッドの仕組みも合わせて解説!

スプレッドは大きく開くことがある

以下の画像はGMOクリック証券の通常時の提供スプレッドですが, 時間帯によって、スプレッドの幅が大きくなることがあります。

USDJPY_spread

これはGMOクリック証券だけでなく、スプレッドを原則固定としているFX会社でも時々起こることなのです。

スプレッドが開く理由とは

スプレッドが開く理由を一言で表すと「FX会社が損をしないようにするため」です。

実は、私達が外貨を取引する際、私達は直接インターバンク市場(金融機関専用の外貨取引所)で外貨を購入しているわけではありません。

実際の取引は以下のような流れで行われます。

トレーダーが注文

FX会社が注文を受ける

FX会社がインターバンク市場に注文を入れる

FX会社が外貨を受けとり取引完了

という流れでFX取引が行われています。

分かりやすくまとめると、以下の画像のように、FX会社が投資家とインターバンク市場を仲介しているということです。

しかし、為替相場が激しく変動する時には、以下のことが起こる可能性があります。

トレーダーが100万円を使い1万ドル注文(1ドル=100円)

FX会社が注文を受ける
↓(このタイミングで相場が大きく変動し1ドル=100.10円になる
FX会社がインターバンク市場に1万ドルの注文を入れる
(※1ドル=100.10円なので、1万ドル得るには100万1000円支払わなければいけない
FX会社が外貨を受けとり取引完了

この場合では、1万ドル分の取引のために、FX会社はトレーダーから100万円受け取りました。

しかし、相場が変動したので、FX会社が1万ドルを得る為には100万1000円必要。

この場合、トレーダー側には何の落ち度もないので、業者側が足りない1000円分を赤字覚悟で支払わなくてはいけません。

損失額が1000円だけなら被害が少ないですが、何千人ものトレーダーの注文で赤字を出してしまうとFX会社にとっては大損害…

このような事態を避けるためにも、FX会社はスプレッドを広く設定することで相場が大きく変動しても損しないようにしているのです。

FXの手数料その2.スリッページ

スリッページとは、取引をする際の「注文価格と約定価格の差」を意味し、一言で言えば「予想した価格とは違う価格で注文が通ってしまうこと」です。

スプレッドと似ているように感じるかもしれませんので、実際の取引例を参考にしてみましょう。

上の画像の取引画面を見て、109.879円で買い注文をしたが、実際に約定したのが109.889円だったとすると、1銭のスリッページが発生したということになります。

上記のように1銭分のスリッページが発生した場合、1万通貨の取引では250円の損失、10万通貨の取引では2,500円の損失が生じます。

その取引が10回重なると、損失も10倍となるので、取引量や取引回数が多い人ほどスリッページで損をする可能性が高いのです。

スリッページを防ぐには約定力の強いFX会社で取引しよう

スリッページが発生する原因はFX会社の約定力が弱いからです。

システムの弱い取引サーバーのFX会社で取引すると、取引が集中する時間帯に注文を処理しきれずに、スリッページが発生することがよくあります。

ですので、システムが強く、約定力の強いFX会社で取引することが、スリッページを防ぐ最も効果的な対策と言えるでしょう。

スリッページしないFX会社なら GMOクリック証券

GMOクリック証券は、元々インターネット事業の会社ということもあり、取引が集中する時間帯にも耐えられる強固な取引サーバーを誇っています。

また、スプレッドについても、業界最狭水準を維持しており、米ドル/円のスプレッド幅を0.2銭まで下げることを初めて宣言したFX会社です。

さらに、FX業界では珍しい「取引ツールを自社開発しているFX会社」でもあり、FX初心者も操作しやすいPCツール・スマホアプリが特徴。

GMOクリック証券は「8年連続取引高NO.1」という記録もあり、実績も申し分ありません。
(ファイナンス・マグネイト社調べ2012年1月~2019年12月)

手数料・使いやすさ・実績の3点全てでトップクラスですので、「業者選びに迷っている…」という方はGMOクリック証券でFX取引を始めてみることをおすすめします。

FXの手数料のまとめ

ここまで、FXの手数料について紹介してきました。

この記事で紹介したFXの手数料のポイントをまとめると主に以下の3つです。

FX手数料のまとめ

  • FXの手数料はスプレッドとスリッページ

  • 手数料を抑えるにはFX会社選びが重要

  • 手数料・使いやすさ・実績の3点に優れたGMOクリック証券がおすすめ

この他にも当サイトでは、手数料に関する記事を用意していますので、気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。

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あわせて読みたい

この記事では、通貨タイプ別にスプレッドを比較していきます。これから取引する方に向けて、取引の注意点やスプレッドの仕組みも合わせて解説!

FXの手数料に関する質問コーナー

Q1.「スリッページ設定」とは何ですか?

A.取引の際に発生するスリッページの許容値を決められる設定のことです。

取引の構造上、スリッページが100%発生しないFX業者はほとんどありません。

そこで覚えておきたいのが、注文時に「許容スリッページ」が設定可能かという点。

多くのFX業者では、許容スリッページの値を設定可能です。

例えば、米ドル/円の取引時に102.100で注文を出したとしましょう。

許容スリッページの値を1銭にすると、102.110以上のレートで約定されず、スリッページによる損失を最小限にとどめることができます。

GMOクリック証券やYJFX!の場合、許容スリッページを、Webブラウザ・PC取引ツール・スマホ用アプリの全ての取引ツールで設定できるので、安心して取引できます。

ただし、許容スリッページの値を低く設定すると、相場の急変時などで注文が約定できない場合もあるので注意が必要です。

Q2.許容スリッページの設定方法が知りたいです。

A.許容スリッページの設定方法は、FX業者のツールによって異なりますが、主に以下の2つに分類されます。

取引の構造上、スリッページが100%発生しないFX業者はほとんどありません。そこで覚えておきたいのが、注文時に「許容スリッページ」が設定可能かという点。多くのFX業者では、許容スリッページの値を設定可能です。

例えばYJFX!の取引ツール「Desktop Cymo」では、注文時の画面にスリッページ設定があるため、注文ごとにスリッページの設定を行います。

その一方でDMMFXの取引ツール「DMMFX Plus」の場合、ツール全体設定で一括してスリッページを変更可能です。

Q3.スプレッドが広がりやすい時間帯を知りたいです。

A.1日の中では、NY市場が閉まる日本時間の朝5時~8時ほどは市場参加者が少なく、スプレッドが広がることが多いです。

また、重要な経済指標が発表直後や戦争や地震に関わる大きなニュースが流れた時はレートが急激に変化し、FX業者もすべての注文に対処しきれずに、スプレッドを広げることがあります。急激なレート変動にも対応可能なシステムの強さ・約定力を兼ね備えたFX業者を利用することが重要です。