多くのトレーダーに愛用されるテクニカル指標として有名なボリンジャーバンドですが、いざ使ってみると「なかなか思うように勝てない・・・」と感じる方も多いと思います。
とはいえ、ネット上にもボリンジャーバンドの勝ち方といえる手法はなかなかありません。
そういうわけで、今回は為替テクニカルアナリストとして知る人ぞ知る山中康司氏の著書からボリンジャーバンドを使った斬新な手法を紹介したいと思います。

今回は僕が読んだFX書籍の中でも、とても勉強になった「FXボリンジャーバンド常勝のワザ」から使える手法を解説するで!
この記事を読んでわかること
ボリンジャーバンドの誤った使い方
山中氏イチオシの手法「RSIボリンジャーバンド」について
RSIボリンジャーバンドが使えるFX会社
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ボリンジャーバンドとは
まずはじめにボリンジャーバンドの基本的な知識をおさらいしておきましょう。
ボリンジャーバンドとは、下の画像のようにチャート上に移動平均線とその上下にバンドと呼ばれる線が3本ずつ引かれたテクニカル指標のこと。バンドにはそれぞれ名前があり、上から順に3σ(シグマ)、2σ、1σ、-1σ、-2σ、-3σと呼びます。
バンドの形は値動きに合わせて変化し、価格が一方向に動くときにはバンドの幅が大きく膨らむ「エクスパンション」が発生し、買いと売りが均衡しているレンジ相場になったときにはバンドの幅が絞られる「スクイーズ」が発生します。
このように為替相場のトレンドの方向や値動きの強さを予測するために役立つのがボリンジャーバンドなんですね。
ボリンジャーバンドを使う上で気を付けておきたいこと
まずボリンジャーバンドの使い方として書籍でも忠告されているのが、バンドの意味を履き違えてる人が多いということ。
ボリンジャーバンドの各シグマの形は一定期間の値動きを元に算出され、統計上、±1σの中に約68%、±2σの中に約95%、±3σの中に約99%の確率で値動きが収まるとされています。
そこで「値動きが95%の確率で収まるなら±2σにタッチしたタイミングで逆張りをすればいい!」と考える方もいるのですが、あくまでバンドの内側に95%が収まるのであって、95%の確率で反転するのではないんですね。
±2σにタッチしたから買い!といったトレードをしていると、結構な確率でバンド自体が広がって逆のトレンドが発生するということになってしまいます。

「±2σに価格がタッチしたら逆張り」はネットでよく見る手法だけど、それだけを根拠にトレードすると大きな損失を負ってしまうかも・・・
ボリンジャーバンドを考案したボリンジャー氏も「単純すぎる使い方」と否定しているからあまりおすすめはできません・・・
山中氏おすすめのトレード手法「RSIボリンジャーバンド」
「FXボリンジャーバンド常勝のワザ」ではボリンジャーバンドを使ったさまざまな手法が紹介されていますが、今回はその中でも僕が画期的だと感じたサブチャートにRSIとボリンジャーバンドを表示させる手法「RSIボリンジャーバンド」について紹介したいと思います。
RSIとは?
RSIとは通貨の買われすぎ、売られすぎを判断するためのテクニカル指標のこと。
サブチャートに表示させて使う指標で、一般的にはRSIの数値が70を上回ると通貨の買われすぎを意味し、RSIの数値が30を下回ると売られすぎを意味すると言われています。

RSIは有名なテクニカル指標なので知ってる人もいるかも。
RSIボリンジャーバンドの設定
さっそく山中氏の紹介する設定でRSIにボリンジャーバンドを表示させてみましょう。
・RSI 期間8
・ボリンジャーバンド 期間20 +2σ
この手法はテクニカル指標として有名なボリンジャーバンドとRSIを使うのですが、この手法の斬新なところはそのボリンジャーバンドの使い方にあります。
実際に表示させてみると下の画像のようになりますが、通常メインチャートに表示させるボリンジャーバンドをRSIと同じサブチャートに表示させるんですね。
一般的なFX会社の取引ツールだとサブチャートにボリンジャーバンドを表示できないところが多いので、後ほどRSIボリンジャーバンドが使えるFX会社も紹介します。

RSIとボリンジャーバンドをサブチャートで組み合わせるやり方があるなんてビックリ!これはなかなか斬新やな!
RSIボリンジャーバンドのエントリータイミング
では早速、このRSIボリンジャーバンドの使い方について解説します。RSIボリンジャーバンドを用いるときは下のタイミングで売買を行います。
▶買い=RSIがRSIボリンジャーバンドの下バンドに到達
▶売り=RSIがRSIボリンジャーバンドの上バンドに到達
■利益決済
▶慎重に利益を狙うならRSIが移動平均線に触れたタイミングで決済
▶積極的に利益を狙うなら反対側のバンドに達したタイミングで決済
実際のチャート画面で確認してみると下の画像のような感じ。新規注文①のタイミングで買いポジションを持ち、慎重に利益を狙うなら決済ポイント①、積極的に大きな利益を狙うなら決済ポイント②で決済するという流れです。

ボリンジャーバンドによる示唆とRSIの示唆を組み合わせてシグナルの精度を高めてるわけや。
【検証】RSIとRSIボリンジャーバンドを比べてみる
では次に、RSIボリンジャーバンドとRSIにどのような違いがあるか検証してみましょう。
下の画像は米ドル/円の4時間足の為替相場にRSIだけを使ったサブチャートとRSIボリンジャーバンドを使ったサブチャートを表示させたものです。
RSIのチャートを見てみると、赤丸(○)のところで、RSIが70のラインに達しており買われすぎのシグナルが出ていますが、価格は上昇トレンドを描きながら推移していますね。
一方でRSIボリンジャーバンドのチャートでは、RSIとボリンジャーバンドが重なっておらず買われすぎのサインは出ていません。

ボリンジャーバンドと組み合わせればRSIの弱点である「トレンド発生時のダマシ」が起きにくくなるんやね!
また、RSIボリンジャーバンドの黒丸(○)を見てみると、売りのシグナルが発生しその後価格は下落していますが、RSIの数値は30にタッチしていないので、RSIだけを使う場合だとトレードチャンスを逃していますね。
もちろん、FXの世界に絶対はないので百発百中でRSIボリンジャーバンドのシグナルが当たることはありませんが、他のチャート分析と組み合わせることで、有効な売買シグナルとして活用できそうですね!

メインチャートでトレンドを把握して、RSIボリンジャーバンドがトレンドと逆側にタッチしたときだけ売買するなんてのもいいかも。
RSIボリンジャーバンドが使えるFX会社
RSIボリンジャーバンドはボリンジャーバンドを使った手法の中でもかなり斬新なものですが、サブチャートにボリンジャーバンドを表示できる取引ツールは多くありません。
なので、最後にRSIボリンジャーバンドが表示可能なMT4が使えるFX会社を紹介したいと思います。
おすすめポイント
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Point.1
チャート分析ツールMT4が使える
FX取引ツールとして世界中のトレーダーに愛されるMT4が使用可能!YJFX!オリジナルのテクニカル指標で自分好みのカスタマイズも可能です。
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Point.2
テクニカル指標が充実したスマホアプリ
2020年7月にリリースされたスマホアプリ「外貨ex」はシンプルで見やすいレイアウト、多彩なテクニカル指標を備えた高機能なFXアプリです!
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Point.3
トレードでPayPayか現金がもらえる!
1万通貨ごとのトレードでPayPayが付与!もちろん貯まったPayPayはコンビニや提携ショップで利用できます!

YJFX!はパソコンツールだけじゃなく、スマホアプリも使いやすいのが大きな特長!スキマ時間にスマホで環境認識をしておくのもアリやね!
おすすめポイント
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Point.1
MT4でチャート分析と注文が可能
国内でも数少ないMT4が使用可能!FXTFの口座とも連携しており、MT4から直接注文もできる国内FX会社はFXTFだけ!
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Point.2
口座開設でトレード手法動画プレゼント
マーフィー(柾木利彦)氏によるスパンモデルの解説DVDがもらえる!さらに1ヶ月間コーチング掲示板とメルマガが利用できる特典付き。
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Point.3
スプレッドのキャンペーンを定期的に実施!
米ドル/円0.1銭、ポンド/円0.6銭などスプレッド縮小キャンペーンを定期的に実施しています。

MT4の画面から直接注文できるからスピーディーに注文したいスキャルパーには特におすすめ!定期的にスプレッド縮小キャンペーンをやっているのも嬉しい限りやね!
ボリンジャーバンドの手法のまとめ

売買のタイミングがシンプルで初心者の方でも使いやすいのがRSIボリンジャーバンドの大きな特長!興味のある方は「FXボリンジャーバンド常勝のワザ」も読んでみてな!
この記事のまとめ
「ボリンジャーバンドの±2σに価格がタッチしたら逆張り」は間違ったトレード手法
RSIボリンジャーバンドはサブチャートにボリンジャーバンドを表示する斬新な手法
ボリンジャーバンドをサブチャートに表示できる取引ツールを選ぶ
