ツイッターなどで「ボラ」あるいは「ボラティリティ」という言葉を目にしたことがある方もいると思います。
ボラティリティとはざっくり言えば通貨ペアの値動きの大きさのこと。トレードする通貨ペアのボラティリティはトレードの収益性やリスクに直結するので結構大切です。
そういうわけで、今回はボラティリティの意味と実際のトレードでどう役立てるのか?について解説していきたいと思います。

利益幅や損切り幅を決める上でもボラティリティを把握することは必要不可欠!各通貨ペアのボラティリティを理解してトレードに役立てていこう!
この記事でわかること
ボラティリティの意味と時間帯・通貨ペアの関係
ボラティリティを確認できるテクニカル指標
ボラティリティのテクニカル指標が使えるFX会社
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FXのボラティリティとは
FXのボラティリティとは、「通貨ペアの値動きの大きさ」のこと。
下のチャートの場合、約80Pips程度の値幅で動いている相場は他の時間帯よりも値動きの幅が大きいので「ボラティリティが高い相場」、約10Pips程度の値幅で動いている相場は他の時間帯よりも値動きの幅が小さいので「ボラティリティの低い相場」と言えます。
ボラティリティの高さは「どの通貨ペアを選ぶか」「どの時間帯でトレードするか」で変わるので、デイトレードなどの短期のトレードスタイルで売買する方は特に通貨ペアと時間帯を意識する必要がありますね。

リスク管理はボラティリティを考慮して決めよう!同じ取引量でもボラ(値幅)が変わると利益額も損失額もまったく変わるから注意!
ボラティリティの高い通貨ペア・低い通貨ペア
ボラティリティの高さは通貨ペアによって大きく異なり、メジャー通貨の場合、ポンド、豪ドルを含む通貨ペアの値動きが激しい傾向にあります。
具体的には、ポンド/円、ポンド/ドル、ポンド/豪ドル、ユーロ/豪ドルあたりの通貨ペアはボラティリティが高い通貨ペアとして有名ですね。
一方で、米ドル/円、ユーロ/ドルなどの通貨ペアは比較的値動きが安定していて、ボラティリティが低い通貨ペアとして扱われています。
ボラティリティ表を使ってみよう
各通貨ペアのボラティリティの高さを比べたいときはFX会社の提供している「ボラティリティ表」を活用しましょう。
ボラティリティ表とは下の画像のような各通貨ペアのボラティリティを表したもので、ひと目で値動きが激しい通貨ペア、小さい通貨ペアを確認することが可能です。
国内のFX会社だとJFXやヒロセ通商がボラティリティ表を無料で提供しているので、気になる方は通貨選びの際に活用してみてもいいかもしれませんね!

表を見ると明らかにポンド系、豪ドル系の通貨ペアの値動きが大きいことがわかるね!
ボラティリティが高くなりやすい2つの時間帯
ボラティリティが高くなるタイミングは通貨ペアによってさまざまですが、主に下の2つの時間帯は価格が動きやすい傾向にあると言われています。
- 1ロンドン時間 15:30〜20:30
- 2ニューヨーク時間 21:00〜02:00
ロンドン時間・ニューヨーク時間が重なる20時〜21時は、ヘッジファンドや銀行系のディーラーなどの大口投資家によってトレードが行われ、値動きも活発になるのが特徴です。
実際に過去のチャート(下の画像)を確認してみても、取引量の小さい東京時間(東京市場の時間帯)よりもロンドン時間・ニューヨーク時間のほうがボラティリティが高いと判断できますね!
その一方で、東京時間などのボラティリティが比較的小さい時間帯だと、下の画像のような一定の値動きで価格が推移するレンジ相場になることも少なくありません。
ボラティリティの高さを確認できるテクニカル指標3つ
現在の為替相場のボラティリティが高いか低いかの判断をするには、ボラティリティを分析するテクニカル指標を使うのが一般的です。
ここからはボラティリティを分析する代表的なオシレーター系のテクニカル指標を紹介したいと思います。
ボリンジャーバンド
チャート分析をする上で定番ともいえるボリンジャーバンドは、統計学を用いて価格が平均からどのくらい乖離(かいり)しているかを示すテクニカル指標です。
ボラティリティが高くなるとバンド幅が拡がり、ボラティリティが低くなるとバンド幅が狭くなります。
HV(ヒストリカルボラティリティ)
ヒストリカルボラティリティは値動きの変動率だけを示したテクニカル指標です。
為替レートの上昇・下降に関係なく、値動きの変動幅が大きくなればヒストリカルボラティリティは上昇し、変動幅が小さいまま価格が推移すると下降していきます。
ATR
ATRはボラティリティ(変動率)の強弱を測り、売られすぎ・買われすぎといった相場の過熱感を判断するテクニカル指標です。
ボラティリティが高くなるとATRは上昇し、ボラティリティが低くなるとATRも下降します。

オシレーター系のテクニカル指標を使ってトレードする際は他のテクニカル指標と併用するのが基本!自分に合ったテクニカル指標を組み合わせてトレード戦略を立てていこう!
ボラティリティのテクニカル指標が使えるおすすめFX会社
最後に、通貨ペアのボラティリティを分析できるテクニカル指標が豊富なFX会社を紹介したいと思います。
おすすめポイント
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Point.1
使いやすく洗練された取引ツール
DMMFXの取引ツールはすべてインストール不要のブラウザ対応タイプ。中でも「DMMFX PLUS」は動作が軽くヒストリカルボラティリティも使いやすい!
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Point.2
デザイン性が高くシンプルなスマホアプリ
DMMFXのスマホアプリは他社とは一味違う洗練されたデザインが魅力。カッコよくスマートに決めたいトレーダーにおすすめ!
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Point.3
業界トップクラスの大手FX会社
ローラのCMでおなじみの「DMMFX」は業界トップクラスの80万口座突破の実績を誇る大手FX会社。口座開設は最短1時間で可能!

DMMFXは初心者も操作しやすい洗練された操作画面が大きな特長!取引ツールはダウンロードなしで使えるから高性能なパソコンがなくても良いのも嬉しいポイントやね!
おすすめポイント
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Point.1
種類豊富な取引ツール
ヒロセ通商ではブラウザ版とインストール版の両方の取引ツールを用意!ボリンジャーバンドのパラメータを細かく設定でき、ATRも使用可能。取引ツールの使い勝手がいいのが特長です!
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Point.2
1000通貨対応で1万円からでも取引できる
通貨単位が1000通貨単位となっているため、少額からでもトレード可能。10万円未満で始めたいトレーダーにおすすめのFX会社です。
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Point.3
洗練された画面と機能性を備えたスマホアプリ
多彩なチャート機能と注文機能、複数のテクニカル指標が表示できるレイアウトなど、スマホだけでトレードしたい方にもおすすめ。

ヒロセ通商はスキャルピングの公認や種類豊富な食品キャンペーンを実施していたりと、FX業界の中でもかなり個性的なFX会社やね!1000通貨でもトレードできるから小さな元手でFXを始めたい人にもぴったり!
FXのボラティリティのまとめ

ボラティリティは通貨ペアや時間帯によって異なる!ボラが高いときは利益も狙いやすいけど損失も大きくなるから、リスク管理だけはきちんとしておこう!
この記事のまとめ
ボラティリティとは通貨ペアの値動きの大きさのこと
ボラティリティの高さは通貨ペアと時間帯によって異なる
各通貨ペアの値動きの大きさを見るならボラティリティ表をチェックしよう
ボラティリティが確認できる代表的なテクニカル指標は、ボリンジャーバンド、ヒストリカルボラティリティ、ATR
