「移動平均線を制する者がチャート分析を制する。」といわれている移動平均線。この移動平均線を使った究極の手法「移動平均線大循環分析」をご存知でしょうか?
考案者はチャート分析の第一人者として、多数の書籍などを執筆し多数のメディアに出演している「小次郎講師」。今回はエフキャン編集部のタクが、移動平均線大循環分析を解説した書籍の内容をギュっとまとめて解説します!

移動平均線大循環分析についてすべて記載された「移動平均線 究極の読み方・使い方」を、誰でも使えるように1ページでまとめたよ!ぜひご覧あれ!
この記事を読んでわかること
移動平均線大循環分析の特徴と使い方
移動平均線大循環分析を使うときの注意点
移動平均線大循環分析に適したFX会社
気になるトピックをタップ!
【手法の前に】そもそも移動平均線って何だっけ?
移動平均線大循環分析を解説する前に移動平均線についてをサラッと解説します。こんなの知ってるよ!という方は飛ばしてください。
移動平均線とはある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。移動平均線をチャートに表示することで、移動平均線の向きからトレンドが把握でき、移動平均線の角度からトレンドの勢いが判断できます。
また移動平均線は設定する期間の長さによってトレンドの見方が変わってきます。例えば5日間の平均値をとった移動平均線が上向きで推移しているなら短期的に上昇トレンドと判断でき、20日、40日といった中・長期の移動平均線は下向き始めているなら、中・長期のトレンドは弱くなっているといった感じです。
そのため移動平均線は複数の期間を用いて分析する場合があります。下のチャートでは5日(短期線)、25日(中期線)、75日(長期線)の移動平均線を3本用いており、これにより様々な期間でのトレンドを把握することが可能です。
今回紹介する移動平均線大循環分析は、この短期、中期、長期の3つの移動平均線をうまく活用した分析手法です。

前置きはここまで!!それじゃあ、いよいよ本題の手法解説に突入するよ!!!
移動平均線のおさらい
移動平均線とはある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したもの
移動平均線はトレンドを把握できるシンプルな指標
移動平均線は期間によって短期線、中期線、長期線などに分けられる
究極の分析手法:移動平均線大循環分析
移動平均線大循環分析とは??
移動平均線大循環分析とは、移動平均線を3本(短期:5日、中期:20日、長期:40日)使った分析手法です。移動平均線の期間はそれぞれの通貨ペアで最適なものを選択しますが、入門者は5日、20日、40日からスタートすることを著者は推奨しています。(※日足以外の場合は5本、20本、40本となります。)
移動平均線大循環分析はステージという考え方がとても重要です。ステージは短期、中期、長期の並び順で6つに分類されます。
第1〜6ステージの区分
第1ステージ(上から短期、中期、長期)
第2ステージ(中期、短期、長期)
第3ステージ(中期、長期、短期)
第4ステージ(長期、中期、短期)
第5ステージ(長期、短期、中期)
第6ステージ(短期、長期、中期)

実際のチャートでステージを区分すると次のような感じになるよ!
これらのステージは次の図のように1→2→3→4→5→6→1…と順番に移動する特徴があります。

これが大循環分析と言われる由来だね。
ちなみに必ず1→2→3→..と順番に移動するとは限りません。次のチャートのように1→2→1..と逆方向に移動する場合もあります。
順番通りに移動する動きを「順行」、逆方向の動きを「逆行」といい、この分析手法の考案者である小次郎講師は7割が順行と書籍に記載されています。
このようにステージが循環する特性を活かせば、今後の動きを読むことができます。
更にステージごとで上昇トレンドと下降トレンドを明確に分けることができるので、今のステージを把握すれば売買のタイミングが丸わかりってわけです!

以上が移動平均線大循環分析の概要だよ!続いてはステージごとのトレード手法を見ていこう!
第1〜6ステージごとの手法
移動平均線大循環分析はステージごとで取るべき手法が大きく異なります。ここからはステージごとのトレード手法を解説します。
第1ステージ(短期、中期、長期)の手法
第1ステージは上から短期、中期、長期が並び、全ステージの中で最も上昇トレンドが強いと判断できます。そのため基本的な売買戦略は「買い注文」です。
そして、ここで押さえておきたいポイントは買いエントリーでも強気で攻めて良い状況と、エントリーを控えたほうが良い状況があること。これについて、イラストを使ってわかりやすく解説していきます!
買いエントリーする状況
まずは買いエントリーを強気で攻めて良い状況について解説します。
3本の移動平均線が次の状態だった場合は強い上昇トレンドなので買いエントリーのチャンスです。
この状況は強気で攻める!
- 13本の傾きがすべて右肩上がり
- 23本の間隔が互いに広がりつつある
イラストのように3本の移動平均線がすべて右肩上がり、かつ間隔が広がっている場合は強い上昇トレンドだと判断でき、強気で買いエントリーしても良いタイミングです。
このように、移動平均線の「並び順」に加えて、「傾き」と「間隔」に注目することでより精度を高くトレンドの強さを判断できるのがこの手法の大きな特長です。
買いエントリーを控える状況
続いては買いエントリーを控える状況についてです。
もし移動平均線が次のような状況だと第2ステージに移行する可能性が高く、下降トレンドの兆候なので買いエントリーを控えた方が良いといえます。
買いエントリーを控えた方が良い
- 1短期線が下降し始めて中期線とクロスしそうになる。
これは次のようなチャートを指します。
この状況は、今後短期線が中期線にクロスする可能性が高く、第2ステージの移行を示しています。第2ステージは下降トレンドの兆候なので、この状況は一旦買いエントリーを控えた方が良いといえます。
第1ステージの手法
第1ステージは買いのチャンス!
ただ3本線の「傾き」と「間隔」しだいで買いエントリーを控えた方がいい場合がある
第2ステージ(中期、短期、長期)の手法
第2ステージは、短期線と中期線がクロスした状況を指し下降トレンド入りの兆候と判断できます。なので第1ステージで保有して買いポジションを手仕舞うことを検討します。
また買いポジションを手仕舞う際に押さえておきたいポイントは2つ!
- 1短期線と中期線がクロスしている
- 2中期線と長期の移動平均線の傾きによって判断する
特に中期と長期の移動平均線の傾きに注目して決済の判断を行いましょう!
第2ステージでは買いポジションを手仕舞うことを検討しますが、状況によって買いポジションを継続した方が良い場合もあります。
買いポジションを手仕舞う状況
次の状況では下降トレンドの入り口である第3ステージに突入する可能性が高くなるので、買いポジションを手仕舞った方が良いです。
買いポジションを手仕舞った方が良い
- 1短期線が下降し始めて長期線とクロスしそうになる
次のイラストのように、短期線が下降し始めて中期線とクロスすると下降トレンドの入り口である第3ステージに突入します。
買いポジションを継続する状況
続いて、買いポジションを継続する状況についてです。中期線・長期線の傾きが上向きの場合は、まだトレンドは継続すると考えて基本的にポジションを保有しておきます。
買いポジションを継続した方が良い
- 1短期線がクロスしても中期線と長期線が上昇している
この状況は次のようなチャートを指します。
ただ下降トレンド入りの兆候とも考えることができるので、ポジションを解消するのも方法の1つ。保有しているうちの何割かを分割決済する資金管理方法もアリかもしれませんね。
このように大循環分析を用いると確実に利益を確定する場合と、さらに利益を伸ばす場合を区別することができるので決済ルールの基準にもなります。
【上級者の方向け】売りの試し玉を使った手法
第2ステージは下降トレンドの最初の予兆を示しているので、一足先に売りを仕掛ける方法もあります。
この書籍では最も売りが優勢とされる第4ステージで売りを仕掛けるのですが、早く売りを仕掛けることで第3・第4ステージまで価格が下落する間に利益を狙うことが可能です。第2ステージで売りを仕掛ける場合は本来考えているポジションの何分の1かを持つ「試し玉」を用います。
試し玉の割合は明確には決まってないですが、予測が外れるリスクがあるので多く持たないほうが良いです。ここでは仮に1/5程度と定めておきます。試し玉として1/5程度保有すると、次のイラストのようになります。
試し玉は成功すれば大きな利益に繋がります。ただ、第2ステージは第1ステージへ逆行して再び上昇する可能性があるので本来考えているポジションの何分の1かにおさえることはとても重要です。
売りの試し玉は、今後下降トレンドに突入する可能性がある場合に仕掛けます。なので次の状況は試し玉を仕掛けた方が良いです。
試し玉を仕掛ける状況
- 1短期線が下げ続けている
- 2中期線の上昇が終わり、ほぼ平行になっている

第2ステージでは、短期線が中期か長期どちらにクロスしそうか?がポイントになる。長期にクロスしそうな場合は、順行で第3ステージに移行する。逆に短期線が上を向いて中期線とクロスしそうな場合は第1ステージへ戻るので売りエントリーは控える。
第2ステージの手法
第2ステージは買いポジションを手仕舞うことを検討する
3本線の「傾き」と「間隔」で手仕舞うかどうかを決める
売りの試し玉を仕掛けると更なる利益に繋がる
第3ステージ(中期、長期、短期)の手法
第3ステージは、中期、長期、短期の並び順で、下降トレンドの入り口を示します。なので買いポジションがあればすべて手仕舞いし、売りの早仕掛けを検討します。
早仕掛けとは?
早仕掛けは試し玉と異なり、本格的に仕掛ける場合と同じポジションをワンテンポ早くエントリーさせるもので、成功すればその分利益につながります。
売りの早仕掛けするポイント
ここからは売りの早仕掛けについて、具体的な手法を解説していきます。まずどんな状況でも売りの早仕掛けができるとは限りません。この早仕掛けをするには、次の条件に当てはまっている必要があります。
売りの早仕掛けの条件
- 1第1ステージがある程度長かったこと
- 2順行で第1→2→3と順に推移していたこと
- 3短期線と中期線が右肩下がりで、長期線も平行状態に近づいていること
これらの条件に当てはまれば、本格的に仕掛ける場合と同じポジションを売りでエントリーします。
売りの早仕掛けの注意点
売りの早仕掛けで注意することは、損切りの基準をもうけること。
早仕掛けは、本格的な下降トレンドである第4ステージを見越してワンテンポ早く売りエントリーをする手法です。そのため、第3ステージでエントリーしても逆行してしまい含み損を抱える可能性もあります。
また第2、第1ステージに戻ることも考えられるのでしっかり損切りルールを作っておきましょう!
ちなみに書籍では、短期線と中期線が再びクロスして第2ステージに移行したら決済するルールをおすすめしていますので、損切りを徹底してトレードしていきましょう!
第3ステージの手法
第3ステージは買いポジションをすべて手仕舞う
第4ステージ突入を見越して売りの早仕掛けを検討する
ただし売りの早仕掛けは特定条件にあった場合のみ
短期線が上昇して他の線とクロスしたらすぐに早仕掛けを手仕舞う
第4ステージ(長期、中期、短期)の手法
第4ステージは上から長期、中期、短期が並び、全ステージの中で最も下降トレンドが強いと判断できます。そのため基本的な売買戦略は「売り注文」です。
ただ第4ステージは強気で攻めて良い状況と、売りエントリーを控えたほうが良い状況があるのでここを押さえておきましょう。まずは強気で攻めて良い状況を解説します。
売りでエントリーをする状況
次のような状況は、強い下降トレンドなので売りでエントリーした方が良いといえます。
強気で攻めて良い状況
- 13本の傾きがすべて右肩下がり
- 23本の間隔が互いに広がりつつある
この状況だと、強い下降トレンドなので売りでエントリーするチャンスです。間隔が互いに広がりつつあるということは下降トレンドの勢いが強くなっていることを示します。
売りエントリーを控える状況
次の状況は、第5ステージに突入する可能性が高いので売りエントリーを控えます。
売りエントリーを控えた方が良い
- 1短期線が上昇し始めて中期線とクロスしそうになる。

第1ステージの手法さえ押さえていたら第4ステージはその逆に動けばいいだけ!このシンプルさが移動平均線大循環分析のメリットだね!
第4ステージの手法
第4ステージは売りエントリーのチャンス!
ただ3本線の「傾き」と「間隔」しだいで売りエントリーを控えた方が良い場合がある
第5ステージ(長期、短期、中期)の手法
第5ステージは、短期線と中期線がクロスした状況を指し、上昇トレンド入りの兆候と判断できます。なので第4ステージで保有して売りポジションを手仕舞うことを検討します。
また売りポジションを手仕舞う際に押さえておきたいポイントは2つ!
- 1短期線と中期線がクロスしている
- 2中期線と長期の移動平均線の傾きによって判断する
特に中期と長期の移動平均線の傾きに注目して決済の判断を行いましょう!
第5ステージでは売りポジションを手仕舞うことを検討しますが、状況によって売りポジションを継続した方が良い場合もあります。
売りポジションを手仕舞う状況
次の状況では上昇トレンドの入り口である第5ステージに突入する可能性が高くなるので、売りポジションを手仕舞った方が良いです。
売りポジションを手仕舞った方が良い
- 1短期線がクロスして中期線と長期線も上昇に傾いている
- 2中期線の上昇が終わり、ほぼ平行になっている
次のイラストのように、短期線が上昇し始めて中期線とクロスすると上昇トレンドの入り口である第5ステージに突入します。
売りポジションを継続する状況
次のような状況は今後再び第4ステージに戻る可能性があるので売りポジションを継続した方が良いといえます。
売りポジションを継続
- 1短期線がクロスしても中期線と長期線は下降している
次のイラストのように、短期線が上昇し始めて第5ステージに突入する雰囲気ですが、中期線と長期戦が下落トレンドなので再び第4ステージに戻る可能性があります。なので基本的に売りポジションは継続します。
【上級者の方向け】買いの試し玉を使った手法
第5ステージも第2ステージと同じように上級テクニックではありますが、試し玉が使えます。買いの試し玉により一足先に上昇トレンドで利益をだすことができます。試し玉は本来保有するポジションの何分の1(ここでは5分の1と仮定)に押さえることが重要です。
第5ステージの手法
第5ステージは売りポジションを手仕舞うことを検討する
3本線の「傾き」と「間隔」で手仕舞うかどうかを決める
買いの試し玉を仕掛けると更なる利益に繋がる
第6ステージ(短期、長期、中期)の手法
第6ステージは、短期、中期、長期の並び順で、上昇トレンドの入り口を示します。なので売りポジションがあればすべて手仕舞いし、買いの早仕掛けを検討します。
買いの早仕掛けのポイント
買いの早仕掛けは以下の条件に当てはまる場合に有効です。
買いの早仕掛けの条件
- 1第4ステージがある程度長かったこと
- 2順行で第4→5→6と順に推移していたこと
- 3短期線と中期線が右肩上がりで、長期線も平行状態に近づいていること
買いの早仕掛けの注意点
これは売りの早仕掛けと同じで、損切りルールを作っておく必要があります。
書籍では、短期線と中期線がクロスして再び第5ステージに移行したら決済するルールをおすすめしているので損切りを徹底してトレードしていきましょう!
第6ステージの手法
第6ステージは買いポジションをすべて手仕舞う
第6ステージ突入を見越して買いの早仕掛けを検討する
ただし買いの早仕掛けは特定条件にあった場合のみ
短期線が下降して他の線とクロスしたら早仕掛けを手仕舞う

以上がステージごとの手法だよ!最後は、移動平均線大循環分析を使ってどのようにトレードするか実際のチャートを使って解説するよ!
実際のチャートで移動平均線大循環分析を使ってみた。
実際に使うチャートは米ドル/円の2017年12月〜2018年8月までのチャートです。
- 通貨ペア:米ドル/円
- 期間:2017年12月〜2018年8月

移動平均線大循環分析を使ったトレードの流れをこのチャートを使って説明するよ。
このチャートはまず大きな下降に突入します。これは並び順が長期、中期、短期の第4ステージで、三本線が右肩下がり、そして間隔が広がっていることから売りエントリーのチャンスです。
第4ステージで売りエントリーした結果、下のイラストのように売りポジションを保有することになります。
ちなみに、下のイラストでは各ステージでのトレード戦略を初心者と上級者に分けて解説しています。
金融市場の一覧
- 初心者|第1と第4ステージのみエントリーする手法
- 上級者|試し玉や本仕掛けを使ってすべてのステージでエントリーする手法
このように、2つのパターンでそれぞれのポジションがどう変化するのかを記載しているので参考にしてみてください。
長い長い第4ステージもいつかは終わりがきます。このチャートでは短期線が中期線にクロスし、第5ステージに突入しました。
この第5ステージでは、中期線と長期線が右肩上がりだったことと第4ステージがとても長く続いたことから、上昇トレンドに切り替わる可能性が高いです。なので持っていた売りポジションを手仕舞いします。上昇トレンドを見越して、買いの試し玉を仕掛けるのも一つの選択です。

第4ステージではレートが約113円から106円まで大幅に低下したから、大きな利益が得られたね。
第5ステージに突入したと思った矢先、すぐに第6ステージに突入しました。第6ステージは上昇トレンドの入り口なので本仕掛けを検討します。
予想通り、強い上昇トレンドである第1ステージに突入しました。第5ステージで本仕掛けをしていない方は買いエントリーをします。
第1ステージがしばらく続いたあと、短期線が中期線にクロスして第2ステージに突入しました。今後、下降トレンドに入る可能性があるので買いポジションを手仕舞いします。
第2ステージに突入したかと思ったら、すぐに第1ステージに逆行しました。ここでは三本線が右肩上がりで間隔が開いていることから再び買いでエントリーします。
しばらくすると短期線が中期線にクロスしそうになりますが、クロスはしておらず第1ステージが継続しているので買いポジションの保有を続けます。

結果的に第1ステージは約107円から112円まで上昇したから、ここでも大きな利益を獲得できたね。
このように移動平均線大循環分析を使えば、ステージとその状態だけでトレード判断ができ、買いと売り両方で利益が見込めます。試し玉や本仕掛けは難易度が高いので、まずは第1ステージと第4ステージのみに絞ったトレードがおすすめです。
そしてステージが移行した場合は迷わず決済することが大切です。そうすることで損小利大が期待できます。
ちなみに移動平均線大循環分析だけでは試し玉や本仕掛けのエントリータイミングが難しいですが、移動平均線大循環分析の進化系である大循環MACDを使えば簡単です。大循環MACDの詳細と使い方は下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
それでは最後に移動平均線大循環分析を最大限活かすために、おすすめのFX会社を紹介します。
移動平均線大循環分析におすすめのFX会社
移動平均線大循環分析を最大限活かすには、FX会社がとても重要です。というのも、各FX会社でこの分析に向いているツールを提供している会社としていない会社があるからです。
移動平均線大循環分析に向いているツールとして、「移動平均線が3本以上描ける」「移動平均線の期間を自由に設定できる」などは必須項目です。他にも「レイアウトが見やすい」など押さえておきたい項目はたくさんあります。
様々な項目を考慮した上で、おすすめできるFX会社を今から3社紹介します。
DMMFX
真っ先におすすめできるFX会社はDMMFXです。
DMMFXは取引ツールが3種類あり、全ブラウザ対応で機動性と使いやすさで取引ツールを選びたい方におすすめです。ブラウザ対応ということは、WindowsでもMacでも問題なく使えるということですね!
もちろん「移動平均線が3本以上描ける」「移動平均線の期間を自由に設定できる」など、移動平均線大循環分析に必要な項目はすべて揃っています。その上、レイアウトが見やすく見た目も高評価です。

DMMFXはスマホでも高機能でとても見やすいアプリを提供しているよ!ツール以外にスプレッドやサポート面でも優れているから非常におすすめ!!
YJFX!
続いてのおすすめはYJFX!です。YJFX!の強みはなんといってもMT4が使えること!!
MT4とはロシアの会社が開発したチャートソフトで、無料で使えることもあり世界中のトレーダーが使用しています。そしてYJFX!は国内でも数少ないMT4取り扱いFX会社で、チャート分析専用ツールとして使用できます。
MT4はテクニカル指標が47種類も用意されており、チャート分割数は無制限。カスタマイズ性に関しては最も優れているといえるでしょう。
ただMac非対応なのでWindowsしか使えないことや、移動平均線しか使わないこの手法では機能が過剰であることなどはデメリットです。

今後、テクニカル分析を極めていきたい!という方はカスタマイズ性が最も高いMT4がおすすめだね!ただ最初は扱いが難しいので注意が必要!
GMOクリック証券
最後はGMOクリック証券です。GMOクリック証券の取引ツールはブラウザ対応タイプの「プラチナチャートプラス」とインストール型の「はっちゅう君FXプラス」があります。「プラチナチャートプラス」はチャート分析に特化した取引ツールで、「はっちゅう君FXプラス」はその名の通り注文機能が充実した取引ツールです。
「プラチナチャートプラス」は38種類のテクニカル指標、25種類の描画機能を搭載するなど充実した分析機能が一番の強みなのですが、移動平均線のみ用いるならここまでの機能は不要かもしれません。
ただ、「プラチナチャートプラス」では日経平均やTOPIX(東証株価指数)など11種類の指標も表示できるのでFX以外に先物取引なども検討している方にはおすすめです。

FX以外に日経平均やGOLDなどの指標を同じツールで確認できるのは一部の人にとってはとてもありがたいね!
移動平均線大循環分析のまとめ
ここまで移動平均線大循環分析について、移動平均線の意味からおすすめFX会社まで幅広く紹介しました。

僕自身これまでなんとなくエントリーしていたけど、この手法を使ってみて売り買いの基準が明確になりました!
この記事のまとめ
移動平均線大循環分析は3つの期間を使って分析する
第1〜6ステージがあり、順行と逆行でステージが遷移する
分析は「並び順」「傾き」「間隔」の視点で行う
今のステージと次のステージを見極め、その状況に適した売買する
第1ステージと第4ステージは強いトレンドなので強気でエントリーするのもアリ!
移動平均線大循環分析を使うならDMMFXがおすすめ!
